若者の雇用を応援する東京チャレンジネットを訪問
面接に必要なスーツや靴も準備されて
十二月急速な雇用環境の悪化のなかで、若者の雇用施策を調査するため、ネットカフェ難民を支援する東京都と厚生労働省の相談窓口「TOKYOチャレンジネット」(新宿区)を視察してきました。
まず安定して住むところがなければ仕事はできません。ここでは初期費用としてかかる住居資金40万円を無利子で、さらに初期費用を借りた人は、家具や衣服購入など生活資金も最大20万円まで貸し出しています。(写真)
川崎市でもぜひやりたい
スタッフのオレンジのジャンバーの背中には〝チャレンジネット〟の文字が、週2回、都内を20ヶ所、夜の7時から9時まで、パンフレットを配りながら、雇用や暮らしに困っている人たちに声をかけ、相談に応じる活動もしているといいます。
東京都の生活支援課の方は「一人でも多くこの事業を利用して安定した生活をしてほしい」と自信をもって語る姿が印象的でした。 この相談室には、スーツやネクタイ(もちろん女性用のものも含めて)、この窓口から、そのまま就職の面接に出かけられるように、必要な着替えが一式用意されています。
東京都の意気込みとともに、働く人たちへのエールを送るやさしさとあたたかさをいっぱい感じてきました。川崎市もぜひこうであってほしい…。