ゆうゆうレポート

難聴児の教育を考える催し「つながろう!川崎のきこえない・聞こえにくい子ども達の為」シンポジウム(9月30日)が開催されました。

2012年10月2日

120930_115150 9月30日(日)は、川崎市身体障害者運動会(富士見公園)が式典に出席後、足早に地元にある川崎市立聾学校で開催された第2回『つながろう!!川崎のきこえない・きこえにくい子ども達の為に』の集いに顔を出させてもらいました。

この集いは、難聴児を持つ保護者やかつて難聴児として教育を受けた先輩らが一堂に会して、討論や意見交換を通じてあるべき教育環境を探るというもの。川崎市内では、最寄りの小・中学校ごとに「難聴学級」を設ける方式を採用。多くの場合一人学級となるため、難聴児とその保護者の孤立化が懸念されているとのことです。催しは、そんな現状に危機感を抱く、難聴児の親の会や同聾学校保護者らが中心となって企画。同じ境遇にある者同士がつながりを持とうと昨年初めて企画され、200人を超え集まったという新聞記事をみて、私も参加をしたのがきっかけです。

第1部では、早瀬健太郎さん(HNK教育テレビ「みんなの手話」講師)、難聴学級保護者の内野さゆりさん、市立聾学校聴覚支援センターの吉村秀子さん、市立聾学校卒業生の門田華子さん、前川崎市聴覚障害者情報文化センター所長の本多綾乃さんによるパネルディスカッションが催され、熱心な議論が交わされました。

早瀬さんは、東日本震災被災地、石巻市で、聴覚障害者が避難所で、り災証明書を一か月ももらえなかった現状について、また、ろうの子は情報がないことからわかったふりをして行動をしてしまいがちだということについて、問題提起的な発言がありました。

会場からも難聴児の保護者から「通級に小学校まで通っていたが、いじめにあって中学校は聾学校に移った」という発言があり、親の立場で何ができるのかと葛藤している様子が伝わってきました。早瀬さんは、「子どもの中にろうの大人の生き方を見せること」「たくさんの人の中で育てていくことが大事」だと、アドバイスもありました。

今回、初めて参加をさせていただき、あらためて聴覚障害児と保護者のみなさんの現状をもっと多くの人たちに知らせなければいけないと思いました。中原区には、市立聾学校(上小田中)、そして市聴覚障害者情報センター(井田三舞町)があります。川崎市のろう者協会の理事長さんをはじめ、日本共産党の市議団として懇談会も、何度かさせていただき、私ももっと聴覚障害者のみなさんから現状など勉強をさせてもらって市政に反映できるようにしたいと思いました。