ゆうゆうレポート

川崎市立3病院合同災害医療訓練に参加させてもらいました。(10月20日)

2012年10月21日

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   川崎市立3病院の合同災害医療訓練が川崎市立病院内で行われ、参加しました。毎年各病院で災害医療訓練は実施していますが、3病院合同で病院内災害医療訓練は初めてとのことでした。視察の案内があったときは、「どうやって実施するのか?」と私もイメージがもてませんでしたが、昨年は東日本大震災があり、そして近いうちに首都圏直下型地震も予測されているだけに、災害が起きたときの「要」となる病院の役割はとても大事です。しっかり勉強させてもらいたいとの思いで参加をさせていただきました。

訓練概要は、下記の要領で実施されました。

(訓練の主なスケジュール) 10月20日 8:30~開会式・実働訓練 12:00~13:00講評

(訓練場所) 病院内・敷地内・ヘリポート

(訓練参加者) 病院職員・委託職員等約110名

(模擬患者) 川崎看護専門学校生徒39名

(訓練の目的)喫緊の課題である首都直下地震(東京湾北部地震)が休日に発生した場合、実際に行うべき初期対応を実施することで問題点を抽出し、マニュアル改善をおこなう。

                    ・川崎市消防局ヘリコプターを使用して、市立3病院間での重症患者搬送、医療支援チームの搬送訓練を行う。

(想定) 訓練を実施する同時刻に首都直下型地震(東京湾北地震)が発生。川崎区で震度6強を観測、津波の心配なし

(病院の体制) 休日、当直の職員しかいないときに発災(いつもの訓練は平日)

(訓練対象部署・場所)本部機能訓練・・・4階・事務長

診療部門訓練・・・1階ロビー(トリアージェリア=仕分け)、内科前待合室(赤エリア)、脳外科前待合室エリア(黄エリア)、駐車場(緑エリア)

病棟被害状況報告訓練・・・各病棟

市立病院間ヘリ搬送訓練…エレベーターホール、ヘリポート

本部機能訓練では、当直体制のなかで本部を立ち上げ、徐々に参集する要員とともに本部体制を充実させ体制を強めていく。情報収集と管理、各部門間との連絡調整等、防災無線を使い、行政との連絡調整などの訓練が121020_094324行われました。ホワイトボードに、各病棟の必要な情報が次々と書きこまれていきました。

121020_095530 診療部門訓練では、診療部門の立ち上げ、負傷者の受け入れ体制の訓練が行われました。妊産婦、酔っ払い、車いすの患者などを想定して玄関先で、最初のトリアージ(仕分け)が行われ、軽傷者は室外のテント(緑エリア)に、中、重度者は院内入り、そこでまた第2トリアージが行われ重傷は(赤エリア)、中(黄エリア)とさらにトリアージ(仕分け)がされます。亡くなった方は、黒エリアという別の場所が容易されているとのことでした。若い医師、看護師のみなさんは、訓練とは思えないぐらい真剣に対応をされていました。

ヘリコプターの訓練は、市立3病院間の重傷者搬送・医療支援チーム搬送訓練が行われました。屋上のヘリポートで、多摩病121020_101623院から医療支援チームが川崎病院に搬送、川崎病院から重症患者を井田病院まで搬送する訓練をみました。病院間は10分ほどで到着するそうです。

どの部門の訓練も、緊張感ある訓練でとても勉強になりました。実際の災害が起きた時のことを考えると、今回、訓練した体制とは大きく異なり、同じようにいかないことは当然です。これで大丈夫という訓練はありません。今回の訓練によって新たな課題もあったかと思います。検証を充分行って、本当の災害時にいかすことができるようにお願いします。みなさんお疲れ様でした。

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