議会活動報告

一般質問⑷ 西中原中学校夜間学級についての質問と答弁

2013年12月29日

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大庭 質問①
西中原中学校夜間学級について、教育長にお伺いします。
質問① 西中原中学校夜間学級については、2012年3月議会でもとりあげました。その時に、市内在勤者についても入学できるようにしてほしいと要望しましたが、来年度から対象になるということです。ありがとうございました。
夜間学級は全国で8都道府県35神奈川県内には、横浜市内に5校、川崎市内には唯一西中原中学校に夜間学級があります。先日、2014年度から横浜市が1校に統合するという発表があり、あらためて西中原中学を訪問し先生からお話しを聞いてきました。そこで、西中原中学校夜間学級を卒業して、現在は高津の定時制高校に入学し、野球部で活躍する83才の上中別府チエさんがテレビ出演したビデオを見せてもらいました。チエさんは「国民学校初等科6年、高等科2年」の計8年間しか学校に行っていません。夜間学級に出会い、高校にも入学することができ、チエさんの生き方は多くの人たちに感動を与えるものです。年齢ではなく、どんな人でも可能性を持っていることを教えてくれます。改めて、夜間学級がはたしている役割について、見解と今後の在り方について伺います。

教育長 答弁①
中学校夜間学級の役割についてのご質問でございますが、
西中原中中学校夜間学級は、義務教育を終える年齢を過ぎ、なんらかの事情で中学校を卒業できなかった方々に中学校教育の機会を提供し、卒業資格を与えることを目的として昭和57年に設置されました。開設以来、ほぼ毎年卒業生送り出し、現在172名も卒業生を排出しているところでございます。本年度につきましても、23名が在籍しており、毎日生き生き学習に取り組んでいるところでございます。
 今後につきましても、一人ひとりに配慮した年間指導計画を立て、中学校での学習内容が身につくとともに夜間学級に在籍する生徒が仲間と学習していく中で、人とのつながりや教育の温かみ、生涯にわたって学習できる喜びが実感できるよう、教育活動を行ってまいりたいと考えております。また、指導にあたっては、一人ひとりのニーズにきめ細やかに応えながら教育活動を行ってまいりたいと考えております。

大庭 質問②
西中原中学の 夜間学級は、現在23名が在籍し、教員の体制は5人の専任教員が配置され、そのうち日本語指導員が2名おられます。77歳の年長者の日本人の女性をはじめ中国・フィリピン・ネパール、バングラデシュ、ペルー、タイ、アルゼンチンなど外国籍をもつ生徒さんが通学し、本市が掲げる多文化共生社会をまさに実践する場となっています。
夜間学級に通う生徒さんと同じ敷地内にあ通う西中原中学校通常学級の生徒さんたちとの交流もされていると聞いていますが、どのような交流をしているのか具体的に伺います。また、生徒たちはお互いどのように受けとめているのか、教育的にどう生かされているのか、見解を伺います。

東京では、夜間学級の生徒は450人、大阪では1100人が在籍しているとのことです。ニーズがあると考えますが、見解を伺います。周知についても伺います。

教育長 答弁②
中学校夜間学級の交流についてのご質問でございますが、
 はじめに、通常学級との交流につきましては、体育祭を見学したり、文化祭では、ステージでの演奏や展示見学などの交流をおこなっております。また、夜間学級に在籍する生徒の中には、通常学級の部活動にいっしょに参加している生徒もおります。生徒の感想といたしましては、「緊張したけれど楽しかった」「美術部の展示作品がとてもきれいで感動した」「これからも交流を継続して欲しい」などの声が聞かれております。
 次に、広報につきましては、市政だよりをはじめ。公共施設等におけるポスター掲示、教育委員会及び西中原中学校の屋上に横断幕を用いて、周知を広くお知らせしております。
 夜間学級への入級希望があった場合には、就学につながるよう学級の趣旨や学習内容等を説明するなど丁寧に対応しているところでございます。。

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大庭 質問③
夜間学級のポスターの掲示についてですが、昨年より少し減って今年は200枚程度作ったと聞きました。地域でも夜間学級が近くあること知らない人は大勢います。中学校周辺にあるコンビニ掲示をお願いするとか、存在を多く人たちに知らせて行くことが大事だと思います。校舎の屋上に横断幕も掲げたとのことで、現場で努力されているなと思いました。ただ、電車から一瞬見えるだけなので、わかりづらさもあります。口コミで伝わっていくように門にも看板を出すとか、工夫をして啓発を強めてほしいと、これは要望をしておきます。

そこで、川崎市では、長期不登校の生徒で義務教育終了の実態には欠けても卒業証書を出すとのことです。しかし、1度卒業証書をもらってしまうと、それが逆に障害になって、夜間学級で学びたいとなっても逆に入学資格に欠けることになると聞きます。
夜間中学のある県では、不登校の子どもや保護者に対して、卒業証書をうけとるか、それとも夜間中学という選択肢もあるということも示して選択をしてもらっているといいます。夜間学級については、国会で11月に議論がなされています。その中で下村国務大臣は、「現在、中学校夜間学級では、外国人を含め、不登校など様々な理由により義務教育未終了のまま学齢を超過した方々の学習ニーズに対応しており、このような方々に対しても教育の機会を提供する、これは大変重要なことであると認識を示しています。また、義務教育未終了者の把握についても言及がされています。不登校だった生徒についても、夜間学級に入学できる制度をつくるべきです。見解を伺います。

教育長 答弁③
夜間学級の入学条件についてのご質問でございますが、
夜間学級は、中学校の就学義務年齢を超えて義務教育が未終了の方々のうち、中学校教育課程の修了を希望する方々に、中学校教育の機会を提供し、卒業資格を与えることを目的として設置しております。
入学許可につきましたは、希望者との面談を実施して、設置の目的に基づきながら適正に判断してまいりたいと考えております。

大庭 質問④
市長に伺います。
国務大臣が、「外国人を含め不登校などさまざまな理由により、義務教育未終了のまま学齢を超過した方々の学習ニーズに対応しており、このような方々に対して教育の機会を提供する」ことは、大変重要と認識を示したことについて、市長の見解を伺います。

市長 答弁⑤
 大臣の見解につちてのご質問でございますが、
 様々な理由により義務教育未終了のまま学齢を超過した方々に、中学校の教育内容を学ぶ機会を提供することは、重要なであり、西中原中学校の夜間学級は、このようなニースに応えているものと考えております。

大庭 意見要望です。
市長にもぜひ夜間学級の現場を見ていただきたいと思います。
先ほど教育長は、夜間学級に在籍する生徒が、人とのつながりや教育の温かみ、生涯に渡って学習できる喜びが実感できる場と教育長は答弁されました。不登校だった人も含めて様々な理由で学校に行くことができなかった人、外国籍を持つ方なども潜在的に多く残されていると思います。どんな人でも等しく教育を受けることができる機会をおおくの人たちに与えていくように、実態を把握して、場合によっては制度をみなおし、夜間学級のもんを大きく開いていただくように求めておきます

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