ゆうゆうレポート

新城地区の地盤沈下問題。共産党が代表質問で追及

2010年6月14日

6月10日 市議会本会議での日本共産党の代表質問で、「新城地区における地盤沈下について」とりあげました。質疑の内容をお知らせします。

戸建て住宅解体工事で、近隣住宅に亀裂などの被害が続出!

(議員の質問) 新城地区における地盤沈下について伺います。 マンション計画に伴う戸建て住宅の解体工事中に、CIMG4714近隣住宅11軒に、外壁などに亀裂が生じる事態が発生しています。工事に起因するということを事業者も認めていますが、戸建て住宅を解体するだけで、近隣に亀裂が生じるということは、異常な事態と思いますが、川崎市の見解を伺います。

そもそも、この地域は、2007年2月と2008年4月に、江川1号雨水幹線その2工事に伴う大規模な道路陥没事故が発生しています。2回目の事故は、深さ2m、幅40mに及ぶ大陥没で、大惨事になりかねないものでした。その後、再開した立抗掘削工事に伴って、今年2月に最大8.5cmの地盤沈下が発生しました。 こうした一連の陥没事故の経過と、今回の異常事態を合わせて考えると、何らかの因果関係があるのではないかと考えるのは極めて当然と考えます。 関係局を集め早急に対策検討委員会を立ち上げ、住民が推薦する専門家を交えて、早急に現地を調査し、原因究明を急ぐべきです。また、被害が拡大している実態を踏まえ、原因究明されるまで解体工事を一時中止するよう、事業者に要請すべきです。伺います。さらに行政の関係局が連携して住民の不安を取り除くあらゆる努力をすべきですが、伺います。

(まちづくり局長の答弁) 新城地区におけるマンション計画に伴う解体工事についての御質問でございますが、近隣住民の方々から既存建築物の解体工事中に、家屋の外壁に亀裂等が生じているとの御連絡が本市に寄せられておりまして、このことにつきましては、マンションの建設事業者からも報告を受けております。

この解体工事につきましては、近隣住民と事業者との 間で工事協定を締結し、工事に起因して近隣の家屋へ被害を与えた場合には、事業者と工事施工者の責任において補修工事を行ない、原状回復の処置を講ずることなどを取り決めてきているところでございます。したがいまして、工事に起因する家屋被害であれば、事業者と工事施工者の責任において補償されるべきものであり、現在、住民の皆様の不安を取り除くよう適切な対応をすることを事業者へ要請しております。

なお、引き続き事業者に対しては、工事についての説明を充分に行うこと、また、安全対策について万全を期するよう指導するとともに、関係局や関係機関と情報を共有し、連携を図り、現場における安全対策の実施状況の確認に努めてまいりたいと考えております。

3度目の雨水幹線工事の事故による地盤沈下の原因は不明!宗宅被害の因果関係の調査し、原因究明を。

(議員の再質問) 新城地区における地盤沈下について上下水道事業管理者に伺います。 先ほども指摘したように、戸建て住宅群の解体工事によって、これほどの被害が発生するということが、ただ単に、地域的な特性ということで言いきれないのではないでしょうか。 江川1号雨水幹線工事に起因することがないと言い切れるのか、その根拠について伺います。また、学識経験者に意見を聞いてまとめている事故調査の結論が、近々まとまると思いますが、今回の事例を踏まえて、因果関係がないのか、住民が推薦する専門家を交えて、早期に現地を調査し、関連性も含め原因究明を急ぐべきですが、上下水道事業管理者に伺います。

(上下水道事業管理者の答弁) 新城地区における下水道工事に伴う地盤沈下についての御質問でございますが、111号雨水幹線その3工事につきましては、2月24日の出水後直ちに薬液注入工事を行い地盤の安定化を図ったところでございます。その後、現在まで継続して周辺地盤の計測を実施しており、地盤は安定し、沈下が発生していないことを確認しております。 また、当該下水道工事箇所から解体工事箇所まで直線距離で約80メートル離れておりますが、その中間地点である50メートルまでの地点において幾つかの箇所で計測しており、地盤に変化が見られないことから、下水道工事との因果関係はないものと考えております。

今後におきましても、下水道工事による出水の原因究明と対策につきましては、経験豊富な学識経験者の意見をお聞きしながら、検討を進めるとともに、関係局と情報を共有し連携を図ってまいりたいと考えております。

市長が、「事業者に安全対策について万全を期すよう指導する」と答弁!

(議員の再々質)新城地区の地盤沈下について再度、市長に伺います。上下水道事業管理者は、雨水幹線工事との因果関係はないものと考えているということですが、2月の事故原因も明らかにならない時点で、本当に因果関係がないと言い切れるのでしょうか。 先日も新聞記事に住民の不安な日々を過ごしている状況が報じられていました。今も現地では、解体工事が続く中で、壁の亀裂や、部屋のゆがみが多数発生しています。 ある住民は、「自宅前の道路が盛り上がった。工事の振動で、家全体が船に乗っているように揺れる。本体工事が始まればもっとひどくなるのではないか」と不安を口にしているということです。

市民の安全安心を守る行政の長として、市長自ら足を運んで工事を中止するように要請すべきですが、市長に伺います。

その上で、行政、業者、住民が合同で学識経験者などの協力を得て調査委員会を立ち上げ、原因究明を早急に行うべきと思いますが、市長の見解を伺います。

(市長の答弁) 新城地区における地盤沈下等についてのお尋ねでございますが、下水道工事の出水につきましては、今後も学識経験者の意見をお聞きしながら、原因究明を図ってまいりますが、民間の解体工事による家屋の外壁の亀裂等につきましては、原則として住民と事業者の間で締結された工事協定の内容を履行することで対応すべきものと考えております。

行政といたしましては、引き続き事業者に対して、住民の皆様の不安を取り除くよう適切な対応をとることを要請するとともに、工事についての説明を充分に行うこと、また、安全対策について万全を期するよう指導してまいります。