6月議会・一般質問 (2)国際交流センターなどのアクセスについて
「国会交流センターなどへの交通アクセスについて」の質問を全文掲載しました。
◎大庭 質問①
中原区の下小田中、井田、木月地域を含めた国際交流センターの周辺は、交通不便地域となっていることは以前もとりあげてきました。中原区の選出議員団の要望項目にも「公共施設及び交通不便地区へのアクセス改善などの交通体系の整備を求める」としてあげられているものです。国際交流センター周辺には、老人いこいの家そして併設する聴覚障害者情報文化センターなどの公的な施設も集中しています。高齢者や聴覚障害者の方から、せっかくいい施設があるのに、駅や家から徒歩で来るには距離があり負担が大きい、バスを通してほしいという要望は多数あります。止むを得ずタクシーに乗ってくるという方もいます。こうした福祉施設へのアクセスについて、健康福祉局長に、バス路線について交通局長に見解を伺います。
◎健康福祉局長 答弁
聴覚障害者情報文化センターへのアクセスについての御質問でございますが
聴覚障害者情報文化センターは、最寄り駅である元住吉駅から約800メートルに立地する施設でございまして、市内全域から多くの市民の方々にご利用をいただいているところでございます。利用される市民の方々からは、同センターについて様々な御意見をいただいている中、一部の方から、交通アクセスについての御意見もいただいております。
◎交通局長 答弁
公共施設への接続についての御質問でございますが、
公共施設への接続につきましては、市民の足を確保する観点から、市バスとしての取り組みを進めているところでございます。しかしながら、川崎市国際交流センター周辺地区につきましては、狭艦な道路があることなどから、現状では路線バスの運行は難しいものと考えております。
◎大庭 質問②
この質問をするにあたって、交通局で、国際交流センターの周辺の道路幅員を複数個所を調査していただきました。武蔵小杉駅、武蔵中原駅、武蔵新城駅、元住吉駅からそれぞれバス路線が実現するためには、どのような課題解決がもとめられているのか、伺います。
小型バスの活用について、将来的可能性について交通局長に伺います。
◎交通局長 答弁
市バスの運行についての御質問でございますが、路線バスの運行に当たっては、運行の安全性を確保する観点から、一定の道路幅員が必要であることなどの厳しい条件がございます。武蔵小杉駅等から川崎市国際交流センター周辺地区への運行に当たっては、交通局が保有する小型の路線バス車両であっても、同センター周辺の道路において、道路
幅員が不足している区間があることや、交差点が狭艦なため曲がることが難しいなどの走行環境上の課題があるとともに、採算性の確保など経営面における検討も必要であると考えております。
◎大庭 質問③
こうした課題がある中で、バスは通行できても、交差点の狭隆や道路幅の不足があり、バス路線を実施する要件がところどころ満たさない箇所が存在しているとのことです。路線バス以外で利用できる手法を検討できないか、まちづくり局長に見解を伺います。
2010年3月予算審査特別委員会で井田地域や下小田中南部地域にお住まいのお年寄りからの「足が悪くて移動できない」という声が寄せられていること、まちづくり局として関係局と調整しニーズ調査の実施を検討するように求めました。見解と対応を伺います。
◎交通局長 答弁③
路線バス以外の手法等についての御質問でございます、はじめに、路線バス以外の手法につきましては、本市では、身近な地域の交通手段として、コミュニティ交通があり、路線バスの運行がない地域や道路環境等の理由で路線バスが運行できない地域において、地域住民等が主体となって検討し、運営・運行まで参画するものと位置づけております。本市といたしましては、地域住民が吐也域交通の手引き」に基づき、協議会等を組織し、取組を進める場合には、進捗に応じた適切な支援を行ってまいります。
次に、ニーズ調査につきましては、コミュニティ交通の導入に向けた検討は、地域住民が主体となって取組むこととしておりますので、市としては、実施しておりません。今後、当該地区におきまして、コミュニティ交通の検討を進めていく場合には、住民が活動しやすい環境づくりのサポートや、アンケート調査の手法、法律・制度面など専門的な事項への技林珀勺な支援をしてまいります。
◎大庭意見要望をさせていただきます。
国際交流センターは、選挙時は、期日前投票が行われます。老人いこいの家、聴覚障害者情報文化センターなども含め日常的にも利用者を増やし、社会参加を促進させいく上で交通アクセスは必要だと思います。ニーズ調査については、地域が広範囲にわたることから住民まかせにせず、実施すべきこと要望します。路線バス以外の手法として、武蔵小杉駅から井田病院まで運行するシャトルバスと同様の貸切バスなど試行運転することも含め検討すべきと考えます。
国際交流センターを所管する総務局を含め関係局については、今後、またこの地域周辺の交通アクセスについては取り上げていきたいと思います。