議会活動報告

3月議会・予算審査特別委員会(4)中原区の認可保育園の入所状況と整備について(3月9日)

2016年3月12日

(4)中原区の認可保育園の入所状況と整備について

大庭 質問①

  中原区の認可保育園の入所状況と整備について、こども本部長に伺います。

  川崎市の2016年4月1日の新規保育所利用申請者数に9118名に対していわゆる不承諾数過去最高の3007人で、申請者の33%が入所できませんでした。中原区の申請者は、前年比181人増の2035人、内定数は58人増の1172人、不承諾数は、113人増の863人と不承諾率は42.4%と半数近く入所できず、7行政区中でも不承諾数・率ともに最も高い状況です。定員数5127人と388人増やしてもまったく追いついくものではありません。

  保留者いわゆる不承諾者が、この年度内に施設に入所できる見通しと対応について伺います。

こども本部長 答弁①

  保育所の申請状況等についての御質問でございますが、

  入所が保留となった方については、現在、区役所において、きめ細やかなアフターフォローを実施しているところでございます。中原区の特徴といたしましては、転勤に伴う市外転出等により、保育所の内定を辞退する方も多いことから、受入枠に空きが生じた場合には、保留者の方への御案内を順次行っているところでございます。

  また、区内には、保育所の他にも、市の保育施策として、川崎認定保育園が27施設、おなかま保育室が2施設、一時保育を実施する認可保育所が11施設あり、その他にも預かり保育を実施する幼稚園なども含めて、多種多様な保育施設やサービスの提供がございますので、引き続き、お子様の預け先を必要としている保護者の保育ニーズを個々にお伺いしながら、丁寧なマッチングに努めてまいりたいと存じます。

FullSizeRender大庭 質問②

  川崎市の「こども未来応援プラン」の児童人口推計では、就学前児童数は、2015年度から5年間は減少傾向の人数が示され、2016年度は、78578人です。ところが、実際は8万人を超えて前年より増加したとのことです。

  今後5年間の中原区の就学前の児童人口の推計を伺います。2016年度の整備計画は、今年度の計画を当然上回るようになるかと思われますが、計画と見通しについて伺います。

こども本部長 答弁②

  保育所の整備計画についての御質問でございますが、

本市の就学前児童数は、昨年4月実績の8万1,418人から増加を続け、本年1月には640人増の8万2,058人にのぼっており、「子どもの未来応援プラン」における平成28年4月の推計値を上回っている状況でございます。

中原区につきましても、昨年4月の1万4,738人から、 1月には217人増の1万4,955人となっており、今後も武蔵小杉駅周辺を中心として人口増加が見込まれますことから、本市と致しましても、当初予算案に計上した整備を確実に進め、さらに受入枠の確保が必要な場合には、川崎認定保育園や幼稚園の活用なども含めた多様な手法により対応してまいります。

また、今後の整備計画につきましても、就学前児童数や入所申請者の推移、大規模集合住宅の入居予定等も勘案し、関係局と連携しながら、的確に対応してまいりたいと考えているところでございます。

大庭 質問③

中原区のこの先5年間就業前の人口は示されませんでした。

保育園整備を実施してくために県有地の跡地活用について県に強力に働きかけて、用地の取得ができるようにと繰り返しとりあげました。上小田中6丁目にある県警官舎独身寮跡地については、2014年3月議会では、市長は、「この地域が保育需要の高い地域であるとし、県に働きかける」との見解が示されていました。昨年の6月議会でもとりあげ、やっと昨年秋に平成28年度(2016年度)「県への予算編成に対する要望書」にまとめられました。しかし、県へ要請をおこなったところ、県側から再び活用する方針であることが知らされ、要望書からこの上小田中の跡地は削除されたという経過であったと申し入れた総合企画局の担当者から伺いました。

その後、わが党の県会議員を通じて、この県有地は、売却の方針を変えて老朽化した官舎を県警が仮庁舎として、最低でも5年使用するということがわかりました。であるならば、これからも仮庁舎の終了の時期を見通して保育所を整備するとして、この用地を確保するように今から県に要請し働きかけをしておくべきです。こども本部長に伺います。

こども本部長 答弁③

上小田中の県有地の活用についての御質問でございますが、

当該地につきましては、武蔵中原駅から徒歩圏内で、保育需要が見込まれるため、県有地貸付制度に基づく具体的な協議を進めておりましたが、昨年秋頃に神奈川県が再度活用するとの連絡を受けたところでございます。

当該地の将来的な利活用につきましては、現在、神奈川県から情報提供はございませんが、中原区上小田中周辺につきましては、今後も保育需要が見込まれる地域と考えておりますので、県の動向を注視してまいりたいと考えているところでございます。

大庭 質問④

さらに中原区内には、もう一か所、県有地の中丸子宿舎跡地(中丸子1171-3)があります。向河原駅と平間駅の中間に位置し、現在更地となっており、60名定員の保育園整備できる広さです。一か所でも保育園を増やしていくように、県に要請をしていくべきです。伺います。

こども本部長 答弁④

中丸子の県有地についての御質問でございますが、

当該地につきましては、神奈川県のホームページにより、昨年9月に民間企業が落札したことを確認しているところでございます。

なお、当該地を含む県有地の貸付につきましては、平成25年11月に神奈川県から情報提供を受けておりますが、県有地貸付制度は、本来1市町村につき1箇所の活用が原則であるところ、当時の全市的な整備状況から、川崎区境町と幸区塚越にある2か所の県有地を借り受けて保育所を整備し、本年4月の開設に至っている経過がございます。

大庭 質問⑤

中丸子は、調査をすることなく民間が落札とのことで、対応の遅さを感じるとともに、率直にいうと危機感も感じられません

県は、県有地を自治体に譲渡する際は公共的利活用であれば、不動産鑑定評価額の25%を減額するとしています。中原区内は、保育ニーズの需要が高く、用地の確保が難しい地域なだけに、貴重な公有地を確保して、市民に活用すべきです。市長の見解を伺います。

こども本部長 答弁⑤

公有地の活用についての御質問でございますが、

本市はこれまでも、本年4月に開設致します、川崎区の特別養護老人ホームと保育所の合築施設をはじめ、低未利用な市有地のほか、国有地、県有地を有効に活用し、効率的・効果的な施設整備を実施してまいりました。より多くの地域課題を解決するため、限られた資産を最大限に活用することは、本市の重要な使命でございますので、公有地の有効活用につきましては、今後とも積極的に推進してまいります。

大庭 意見要望

中原区は、今後も武蔵小杉駅周辺を中心に人口増加が見込まれると、先程も答弁がされました。予算案に計上しただけの整備計画や受け入れ枠を確保といって認可保育園以外で定数を増やしても、まったく追いつかないこ__ (21)とは明確です。就学前児童の推計から計画の抜本的に見直しをして、認可保育園を大幅に増やしていくことがなければ、これから毎年同じような事態をおこります。県有地については、危機感をもって県と交渉を行うべきです。必要な用地は購入していくべきです。県民である市民の貴重な公共用地が、民間にどんどん売却をされて不自由な暮らしを強いられことになるのは市民です。上小田中の県有地は、今から話しあいを進めて確保できるように強く要望して、私の質問を終わります。