議会活動報告

3月議会・予算審査特別委員会(4)小型バスの運行について(3月8日)

2017年3月13日

小型バスの運行について、交通局長に伺います。

大庭 質問①

小型バスの使用状況についてです。現在、川崎市が所有している小型バスは、何車両あるのか。小型バスの車体の大きさ、座席数と可能乗車人数について伺います。車体で走行可能な道路幅員についても、伺います。IMG_1300本市はどのように活用をしているのか、小型バス運行についての考え方について伺います。

 

交通局長 答弁①

小型バスの使用状況についての御質問でございますが、

初めに、小型バスの車両数についてでございますが、現在、市バスでは小型バスを3両保有しております。そのうち1両は、 13年間使用し老朽したことから、今年度廃車予定でしたが、 1年間延長しまして、平成29年度に廃車する予定でございます。

次に、小型バスの車体の大きさ等についてでございますが、全長6.9 9 メートノレ、車幅2.08 メートノレで、定員数は36人、座席数は11席となっております。

次に、道路幅員についてでございますが、車両市邨艮令による道路幅員に関する規定等によりますと、路側帯を除くと4.66メートル以上の幅員が必要になりますので、標準的な道路の場合、両方向の路側帯を含めまして6.16メートノレ以上の幅員が必要となります。

次に、小型バスの活用状況等についてでございますが、現在、市バスでは、管理委託営業所の変更に伴い、管轄路線が変更されることから、平成28年度中は運転手の路線教習用の車両などとして有効に使用しております。その後の活用につきましては、査用として使用するとともに、運行については関係局も含め検討しているところでございます。

 

大庭 質問②

12月議会で、小型バスの運行について、病院局が廃止をした、井田病院行のシャトルバス路線活用を求めたところ、その後の活用については、「環境の調査用として使用するとともに、運行については、関係局も含め検討する」とのことでした。シャトルバスの運行していたルートについては、道路の狭隘の課題と採算性の確保の見通しが求められるとの答弁されていました。

そこで、紹介をしておきたいのは、武蔵野市の小型バスを活用したムーバスです。1995年に運行を開始して、その間、高齢化や環境意識の高まりなどもあって、コミュニィバスをはじめとする公共交通機関としてその役割は見直されています。ムーバスが切り開いた公共交通機関の必要性の可能性は大きいものがあったことなど、良く知る人たちから評価がされています。

採算性の確保の考え方ですが、ムーバスは、住宅街や生活道路をルートにしているので、どうしても不採算路線を走らざるを得ず、ムーバスの経営収支は苦しい状況であるとしています。しかし、武蔵野市では少しでも運行のムダを削減するため、ムーバスの運行ルートに一工夫するなど運営しています。

そもそも、このムーバスが運行されたきっかけとなったのが、高齢の女性から「街に出たいのだが、バス停までは遠く、ましてや自転車は怖い」という手紙から始まりました。市内にJR中央線の吉祥寺、三鷹、武蔵境と3駅がありそれぞれの駅から路線バスが頻繁に発着しています。しかしそのわりには駅からやや外れた場所にもかかわらず、路線バスの恩恵を受けないいわゆる「交通空白地帯」あり、病院や買い物など日常のちょっとした外出にバスを利用するとなると、遠く離れた幹線道路まで歩かなくてはならず、不便に感じている人は少なくなかったようです。川崎市の状況と共通しているのではないでしょうか。22年前に、先見性をもって取り組み始めたこの武蔵野市のムーバスの運行について、交通局としてどのような見解をもたれますか、伺います。

 

交通局長 答弁②

武蔵野市のムーバスの運行についての御質問でございますが、

ムーバスは、武蔵野市のバス交通空白・不便地域を解消することなどを目的とし、運行収支に赤字が生じた場合は、市が一般会計から補助を行う、コミュニティバス事業であると伺っております。本市のコミュニティ交通につきましては、道路環境などの状況により路線バスが運行できない地域において、地域住民等の主体的な取り組みにより運営されています。このため、市バスでは、コミュニティ交通が運行される際には、運行計画に対する助言と走行上の課題や問題点の指摘といったノウハウの提供など、その促進に協力してきたところでございます。

今後の地域公共交通におきましては、超高齢社会の進展などを踏まえた身近な交通環境の整備方策などを、明らかにしていくことが重要な課題であると認識しております。こうしたことから、公営交通事業者である市バスでは、川崎市総合都市交通計画の見直しの検討に合わせて、お客様の利便性と利用状況のバランス、他の路線も含めた経営資源や経営的観点も考慮して、地域公共交通における果たすべき役割について、関係部局と連携協議のもと、検討を進めてまいりたいと考えております。

大庭 意見要望です。

使用してきた小型バスは、藤子不二夫ミュージアムの専用車で活用はしてきたもので、つまり小型バスの活用の在り方については、現在、方向性はないということだと思います。初めの答弁で、運行するためには道路幅員6.16m以上が必要とのことでした。シャトルバスの運行していたルートについては、大型車とのすれ違いや停留所の設置が難しい箇所があることや交差点において適正に右左折できない狭艦な箇所があるとの答弁がされていましたが、6㎝から10㎝ほど不足しているところが2か所。交差点については、警察とも交渉し、停止線を下げるなどの対応をすれば可能かと思います。大きな道路改修の必要はないと考えられます。せっかくある小型バスです。試行運転を実施するよう要望しておきます。そして、川崎市総合都市交通計画に小型バスの活用について位置づけていただくよう要望しておきます。

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シャトルバスが運行した路線(ピンクライン)