議会活動報告

12月議会・一般質問(5)生活保護のしおりの改善について

2017年12月28日

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(川崎市のしおり) (小田原市のしおり)

 

 

大庭 質問①

生活保護のしおりの改善・充実について健康福祉局長にお伺いします。

生活保護は最後のセーフティネットです。生活に困った方を確実に制度利用に導いていくことは、社会全体の安全網ともなっています。生存権を真に保障するために、自治体は生活に困った方たちがSOSを出す契機にできるように、分かりやすく、これなら相談できると思える広報が求められます。局長の見解を伺います。

また、年度ごとに、生活保護のしおりの見直しがされているとのことです。どのような構成メンバーで、いつ頃行われ決定されるのか、伺います。

健康福祉局長 答弁①

生活保護についての御質問でございますが、

生活保護制度につきましては、市のホームページで制度の内容を掲載している他、福祉事務所の窓口に、制度のあらましを記載した「生活保護のしおり」を備え、案内を行っております。

生活に困窮しているかどうかにつきましては、本人からの申出がないと把握することが困難なことから、市民税、国民健康保険等の市関係機関や、ライフライン事業者等に対して滞納があった場合など、生活に困窮していると思われる方に対して、それぞれの機関から福祉事務所に相談するよう、促していただくなど連携を図っているところでございます。

また、生活保護のしおりにつきましては、国における法改正、基準額の改定内容や実施機関である福祉事務所等の意見を踏まえて、毎年3月、生活保護・自立支援室

において見直しを行っております。

大庭 質問②

今年1月、小田原市の生活保護担当部署の職員が「保護なめんなよ」「不正を罰する」などと、保護利用者を威圧する言葉がプリントされたジャンバーを着て、保護利用世帯を訪問していたことが社会問題として大きく報じられました。その後、小田原市では、検討委員会が立ち上がり、委員の指摘を受け止め、生活保護行政の見直しが本格的に取り組まれているとのことです。その中で、生活保護のしおりも大幅に改善がされました。

現在の川崎市のしおりですが、改善された小田原市のしおりを参考に見直しすべき点が数多くあるといことを感じています。

例えば、小田原市のしおりは、「要件があれば誰でも受けられる」こと。国が「健康で文化的な最低限度の生活を保障する」こと。生活保護とはどういうものか、理解するうえでの根幹をなすものとして、しっかりと丁寧に書かれています。また、すべての漢字にルビがふられ「相談から保護開始までの説明と流れ」が分かりやすく記載されています。川崎市のしおりにはありません。改善すべきと思いますが、伺います。

健康福祉局長 答弁②

生活保護のしおりについての御質問でございますが、

生活保護のしおりは、制度の概要を記載したものであることから、実際の保護の相談においては、専門の面接相談員が相談者の状況を把握したうえで、活用可能な他法他施策について助言するとともに、生活保護制度の仕組みについて十分な説明を行い、懇切丁寧な対応を行っております。

福祉事務所に相談に来られる方は、多様な状況の方がいらっしゃることから、引き続き法の趣旨や制度の理解が得られるよう、丁寧な対応を図るとともに、しおりの見直しについても、本年度の改定時にあわせ行ってまいります。

大庭 意見要望

川崎市のしおりをみると、例えば、不正受給とは、という記述があり、ゴシック体で強調され説明をしています。このしおりをみて、生活保護制度に偏見を抱く人もいるのではないかなと、心配になります。小田原市のしおりには記載はありません。

厚生労働省の調査でも、不正受給率は0.45%にすぎず、生活保護受給者は、ほとんどの方々は、つつましく普通に生活しています。生活保護を受けている方に対して、間違ったとらえ方をしかねないでないでしょうか。局長が答弁されていたように、不正受給については、相談時に丁寧な説明をすればいいことではなでしょうか。他にも気になる内容が見受けられます。生活に困っている人が不正受給などしおりをみて、「区役所に相談に行ってみよう」と、思える内容になっているかということを、見直しについては、本年度改定時におこなっているとのことなのでこと、検討していただくよう要望しておきます。改訂がどうなったのか注視していきたいと思います。