議会活動報告

6月議会一般質問(1)生活保護の利用としおりの改善について(6月27日)

2018年6月28日

IMG_7276 6月議会一般質問、5テーマ(1)生活保護の利用としおりの改善について、(2)武蔵新城駅北口の点字ブロックの整備について、(3)等々力緑地内の釣り池について、(4)人口急増する中原区の諸課題と今後の区役所敷地内の在り方について、(5)高次脳機能障害について、順に掲載します。

(1)生活保護の利用としおりの改善について、健康福祉局長に伺います。

大庭 質問①

  昨年12月議会で、川崎市の生活保護のしおりの内容について改善策を要望しました。3月に、生活保護自立支援室で見直しを行ったとのことですが、どのような議論がなされ、見直し、検討されたのか、伺います。

健康福祉局長 答弁①

生活保護のしおりについてのご質問でございますが、

今年度のしおりの見直しにつきましては、市民の方に生活保護制度を正しく理解していいただくために、よりわかりやすく、かつ必要な事項を的確にお伝えできるよう表現を改めたところでございます。

具体的には、すべての漢字にルビを記したほか、生活保護制度が、憲法25条の理念に基づくものであることや申請から決定までの事務手続きの流れの説明を加えるとともに、保護受給中に事実と異なる申告をした場合の取り扱いについて項目をあらためるなどの見直しを行ったところでございます。

大庭 質問②

  しおりの内容では、要望した、憲法第25条の「生存権」が明記され、事務手続きの流れ、不正受給の説明の削除、高校生のアルバイト代を収入認定からはずしたことや、また漢字にルビがふられるなど、改善がされていました。

しかし、改善・充実が求められる内容は、まだ多数あると思っています。しおりの内容について、今後どうあるべきと捉えていますか、伺います。

生活保護を現在利用されている方々の声を取り入れて、その方々の立場に寄り添ったしおりの充実・改善が必要と思いますが、伺います。

健康福祉局長 答弁②

  生活保護制度についてのご質問でございますが、

生活保護のしおりの記載内容につきましては、生活保護制度の趣旨をはじめ、その内容をわかりやすく、かつ正しく伝えられるよう、必要に応じて、検討を行っていくとともに、制度を必要としている方に確実に情報が届くよう、周知方法について検討してまいります。

大庭 質問③

分かりやすくということでは、例えば、申請手続きについても文章で説明をするのではなく、手順を図解することや、明るい印象でカラー化するなど、他の自治体のしおりなども参考に、ぜひ検討をお願いいたします。

続けて、生活が困窮している方に確実に生活保護制度の利用につなげていくことについてです。

昨年12月議会で、局長は「ホームページ」や福祉事務所の窓口での案内のほかに、「市民税、国民健康保険等の市関係機関やライフライン事業者等に対して滞納があった場合など、生活に困窮していると思われる方に対して、それぞれの機関から福祉事務所に相談するように促がすなど、連携を図っている」と、答弁がされました。しかし、市関係機関やライフライン事業者等から制度をどれだけの方が利用されたかどうかについては把握していないとのことです。結果として、その対応したその機関、事業者任せということです。

生活に困っている方の相談を受けると、明らかに生活保護を利用すべきという方が多いことを感じます。しかし、当事者にとっては、生活保護を利用することに、「恥ずかしい」とか「福祉の世話になることに抵抗がある」とか、福祉事務所に相談することをためらう方が多いことを感じます。そうした、風潮が社会に作られているのだと思います。結果として、日本は諸外国と比べて補足率が低く、2010年の直近の厚労省の統計による調査では捕捉率は32.1%。生活保護基準以下の低所得者で生活保護を利用していない人が7割もいるという事になります。社会全体で、生活保護にたいする、誤った理解を一掃させていくことが必要です。局長の見解を伺います

  文言でいえば、一般的に保護受給者という言葉が広く使用されていますが、制度を利用する利用者という言葉に切り替えていくことなども偏見をなくしていく一歩と考えますが、伺います。

合わせて、制度を利用するうえでケースワーカーの対応は重要です。職員の研修については、どのように実施がされているのか伺います。

健康福祉局長 答弁③

生活保護制度についてのご質問でございますが、

福祉事務所においては、相談者の状況を的確に把握した上で、他方市施策の活用も含めた懇切丁寧な相談支援を行っております。

一方、正確に困窮しているかどうかにつきましては、本人から申し出がないと把握することが困難なことから、市民の方々に法の趣旨や制度内容を理解していいただくことが、生活保護を真に必要としている方に必要な支援を届けるために重要であると考えております。

次に「保護受給」の用語につきましては、国の通知により示されているものでございますが、保護の適用を示す用語については、必要に応じ検討をしてまいります。

次に職員の研修についてでございますが、市民の方々に、法の趣旨や制度内容に理解することが前提であることから、新人・新任職員に対する研修を福祉事務所・市全体で行うとともに、福祉事務所で取り組むべき重点事項等を示した「生活保護実施方針」を毎年策定する際に、法の趣旨等を再確認し、その周知、徹底を図っているところでございます。

大庭 質問④

職員の研修については、定期的な実施をお願いいたします。

続いて、生活保護制度を市民に正しく理解してもらうことについてです。

福祉事務所の窓口だけに保護のしおりを置いておくのではなく、区役所の入り口の案内のラックに常時置き、また、公的な機関の窓口にも置いておくことは、すぐにできると思います。伺います。

そのさい、市民の誰もが手にしやすく「気軽に相談してもいいんだ」と思えて持ち帰れる内容のリーフなど作成できないか、伺います。

健康福祉局長 答弁④

生活保護制度についてのご質問でございますが、

生活保護のしおりの記載内容につきましては、生活保護制度の趣旨をはじめ、その内容をわかりやすく、かつ正しく伝えられるよう、必要に応じて、検討をおこなっていくとともに、制度が必要としている方に確実に情報が届くよう、周知方法についても検討してまいります。

大庭 意見

検討をよろしくお願いします。