おおば裕子
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12月議会・一般質問(2)小型バスの導入について(12月18日)

(2)交通局長に伺います。

大庭 質問①

2017年6月議会で、川崎市総合都市交通計画の見直しに基づき小型バスの運行の考え方として、まちづくり局長は、「身近な地域における路線バスの役割を拡大する方策として、道路事情により中型以上のバスが運行できないケースにおける小型バスの活用について、検討や実証等の取り組みを進めることとした」との答弁がありました。この答弁は、小型バスの活用を実施することを前提にしたものです。

そこで、川崎市が保有する小型バスについてです。市は3両保有していましたが、1両は、老朽したことから2018年度に廃車したとのことです。あとの2両のバスについては、一般的におよそ10年ぐらいは活用できるようにも伺いました。藤子不二夫ミュージアムの専用車として活用したきた以降は、運転手の路線教習用の車両として、その後は調査用として活用するとともに、運行については、関係局も含めて検討するとのことでしたが、どのように検討がされ、活用してきたのか。伺います。

交通局長 答弁①

小型バスについての御質問でございますが、

小型バスは、総合都市交通計画の見直しの中で、交通局保有の小型バスをモデルとして、その活用などについて検討を行うため、走行環境の調査等に備えて保有していたものでございますが、車両の構造などから走行環境などの条件に合うルートの選定が難しいため、活用するには至らなかったものでございます。

なお、市バスでは、輸送力の大きい大型・中型バスを基本とし、運行しているところでございますことから、現時点では、小型バスの路線運行の予定はございません

意見要望

市内においては、車両の構造などから走行環境などの条件に合うルートがなかったというのは、ちょっと驚きです。現時点では小型バスの路線運行の予定はないとのことですが、十分に活用ができる年数があるのに、このまま廃車にするということなのでしょうか、無駄にせず有効に活用すべきです。IMG_6467

意見要望します。

武蔵小杉と井田病院までの間を運行していたシャトルバスの路線について、小型バスが活用できないか要望してきました。

法政二中高や国際交流センター、老人いこいの家、聴覚障害者情報文化センターなど、市民にとって重要な施設があり、引き続き要望がよせられている路線です。

運行するには、狭い箇所があるなど、課題の解消が必要ということは依然から伺っておりましたが、走行環境が改善すれば運行できる条件があるということだとも受け止めます。

これは、まちづくり局長に要望しますが、現在は定義をしていないとのことですが、この周辺の地域はまちづくり局が以前指定した「交通空白不便地域」で、バスを必要としているとりわけ高齢者の方々がいるということについては変わりません。バス路線のネットワークのニーズの多様化を進めるため、実態調査を行うとしていますので、市内での小型バスの活用とともに、この周辺地域について新路線を対象として検討するよう要望しておきます。