議会活動報告

3月議会・予算審査特別委員会(1)高次脳機能障害について(3月6日)

2019年3月11日

(4)高次脳機能障害について、健康福祉局長に伺います。

大庭 要望

質問の前に要望ですが、高次脳機能障害の特性を理解する支援ガイドが8年ぶりに「高次脳機能障害支援ハンドブック」という名称で改訂します。現在、内容の見直しを作成中とのことですが、外来の医療機関の掲載など、充実してほしいとの要望もあります。また、今回、こどもの高次脳機能障害の対応に関する内容等も加えたとお聞きしていますが、学校現場でも教員が使用できるよう、十分に当事者やその家族の意見、また専門家、他都市の支援ガイドなども参考にして作成するように要望しておきます。

大庭 質問①

  それでは、高次脳機能障害者の区役所の相談窓口での現状について伺います。市民にとっては、症状に心当たりがある場合、身近に相談できるのが区役所の窓口だと思います。高次脳機能障害に該当するような相談の現状と対応について伺います。

先の代表質問で、区役所高齢・障害課の体制強化をはかるため、各区に精神保健係長を配置する予定であること。発達障害や高次脳機能障害が、近年増加している傾向との、答弁がありました。

精神保健係長はどのような任務になるのか、高次脳機能障害との関係でどう位置づけられるのか、対応について伺います。

健康福祉局長 答弁①

  区役所での相談についての御質問でございますが、

区役所保健福祉センターにおける、高次脳機能障害の相談件数につきましては、平成28年度は22件、平成29年度は、29件となっており、身体機能の低下等で、より専門的な対応が必要な方には、地域リハビリテーションセンター等の専門機関と連携しながら、支援を実施しているところでございます。

また、精神保健係長につきましては、精神保健に関する相談ニ-ズが複雑・多様化する中で、一次的な相談窓口である区役所において、より専門的かつ丁寧な支援を実施する必要があるとの認識から、専門職を配置するものでございます。

それに伴い、職員の個別支援に対するスキルの向上や高次脳機能障害の支援を含めた、市民サービスの適切な提供に向けたマネジメント機能の強化などに努めてまいりたいと存じます。

大庭 質問②

   地域・日常生活の場での社会的リハビリテーションの整備を充実することについてです。当事者にとって、居住地の近くにその機能を備えていることは安心です。

2020年には、開設予定される南部リハビリテーションセンターに高次脳機能障害に対応できる支援策の充実を求めてきました。

昨年、堺市の健康福祉センターを視察しました。センター内には、生活リハビリテーションの名称で、高次脳機能障害者に関する相談支援等が業務内容として位置づけられ、訓練の場も設けられるなど充実した施設でした。南部リハビリテーションでの高次脳機能障害の方向性については、どこまで検討がされているのか伺います

健康福祉局長 答弁②

  南部リハビリテーションセンターについての御質問でございますが、

  本市におきましては、現在、川崎区と幸区を対象として、障害者更生相談所と精神保健福祉センター分室機能をもつ南部地域支援室を設置し、南部リハビリテーションセンターが整備されるまでの対応として、れいんぼう川崎と連携を図りながら、高次脳機能障害のある方ヘアウトリーチを主体とする支援を実施しているところでございます。

南部リハビリテーションセンターの開設にあたりましては、北部・中部リハビリテーションセンターと同様に、医学的・心理的な評価・判定や福祉用具の判定等を行う「障害者センター」及び専門的な支援やリハビリ方法を指導する「在宅支援室」を設置する予定でございますので、ともに連携をしながら、高次脳機能障害に関する、専門的な相談を実施してまいりたいと存じます。

大庭 質問③

先の代表質問で、障害者のグループホームの整備について、2019年度において定員90名増の計画数、今年でその不足分を勘案した公募を行うことを検討するとのことでした。

家族会からは、高次脳機能障害者を対象とする、グループホームの整備が必要としています。現状はどうなっているのか伺います。

世話人には、高次脳機能障害について専門的な知識をもった方の配置が求められると思いますが、見解を伺います。

健康副局長 答弁③

  グループホームについての御質問でございますが、

  高次脳機能障害のある方につきましては、記憶障害等により、日常生活や社会生活に様々な困難が伴うほか、併せて身体機能や精神症状等が生じることもあるため、状態像が多様であり、個別性が高いことから、居宅生活やグループホームへの入居等も含めた、支援全般について、一人ひとりの状況に応じた対応をしているととろでございます。

次に、グループホームの世話人につきましては、各地域リハビリテーションセンターにおいて、高次脳機能障害に関する研修会を開催しており、業務の都合により参加が難しい事業所につきましては、「デリバリー研修」を実施しているところでございます。

今後につきましても、より多くの相談機関等の従事者に対して、研修を行い、高次脳機能障害の知識の習得と対応力の向上を図ってまいります。

大庭 意見要望

  障害の特性を理解して対応できる従事者をつくるための研修などの取り組みを強めていくことを要望しておきます。

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高津区にある高次脳機能障害地域活動支援センター