議会活動報告

6月議会・一般質問(4)寄り添い型支援の商店街施策(7月1日)

2019年7月3日

(4)寄り添い型支援の商店街施策についてです

大庭 質問1

2017年決算審査特別委員会の経済労働分科会の中で、川崎市内の商店街から出されている「一番の悩み」は何かとの質問に対し、担当課長は、商店街のエリアに「差異はある」が、「商店街役員などの後継者不足や商店主の高齢化に伴う継続などの課題がある」と、答弁されました。本市において、一番の悩みに応えた施策とはどういう事業にあたるのか伺います。また、その成果と実績についても伺います。

経済労働局長 答弁1

商店街支援についての御質問でございますが、

商店街の悩みに対応した取組といたしましては、商店街の課題をテーマにしたワークショップ等を開催する商業者ネットワーク構築事業や商店街のお悩み事を専門家に相談できる商業アドバイス事業を行っております。

商業者ネットワーク構築事業につきましては、昨年度、商業者に参加いただいたワークショップを2回開催し、同じような悩みを抱える商業者同士で意見・情報交換することで、新たな気付きや関係構築のきっかけに繋がったとの感想をいただいております。

また、商業アドバイス事業につきましては、昨年度、専門家を7回派遣しており、商店街の組織運営や賑わい作り、イベントの見直しなど、商店街ごとの悩みに合わせた専門家を派遣し、より具体的なアドバイス、情報提供を行うことにより、商店街の新たな取組に繋がったところでございます。

大庭 質問2

商業者ネットワーク構築事業と商業アドバイス事業が、後継者不足や商店主の高齢化の悩みに対応した事業であるとの答弁でした。

先日、新城商店街振興組合でお話しを聞きました。20年前から商店街のおかみさん会が中心に、月に1回ほのぼの市を開いてきました。フリーマーケットや出店、路上ライブなどの演奏の場を作るなど、商店街をもりあげてきましたが、おかみさん会のメンバーの大半が高齢となり、準備や後片付けなどができなくなったことから、長年続けてきたほのぼの市もできなくなり、「残念でたまらない」とのお話しでした。何とか継続してきた路上ライブは、多いときは60名にもなり、遠方から毎月ライブを聞きに来るバンドのファンも生まれましたが、先月惜しまれながら最終コンサートが行われたとのことでした。その他、比較的若手の商店主の方もいますが、会合などの場に参加できていない状況があるとの悩みが出されていました。このように活性化に自力で取り組むこむことが困難な商店街は、他の地域でも存在し支援が必要となっているのではないでしょうか。本市では、専門家派遣や指導援助などのコンサルティング事業を行い、アドバイスをしていますが、商店街の実態に合った新しい提案とともに一緒に動いてくれる人がいないと、前に進めないというのが現状です。商店街に職員を配置し、実践を行うことを基本に実態把握をして、運営主体を拡充するために若手の発掘や育成をするなど、継続的な寄り添い型の支援で、商店街が自らの力で立ち上がれる取り組みが必要ではないでしょうか。 議会で取り上げてきた商店街への寄り添い型支援を実践している大阪市の地域商業活性化推進事業を川崎市でも取り入れるべきです。伺います。

経済労働局長 答弁2

商店街支援についての御質問でございますが、

商店街につきましては、魅力と活力にあふれる商業地域を形成するとともに、地域コミュニティの核としての役割も期待しているところでございまして、エリアプロデューサーの派遣や魅力ある店舗の創出、空き店舗を活用した開業の促進などにより商店街の活性化を図っているところでございます。

また、賑わいのある商店街を形成していくため、職員や街おこし協力隊が直接商店街に出向き、現状を把握し、商店街のもつ課題に対しては、中小企業診断士等の専門家による研究会・講習会等を通じてアドバイスを行うことで、魅力的な商業エリアの形成と地域ごとの特徴を踏まえた商業の活性化に向けた取組を行っているところでございます。

こうした取組が持続可能な活力ある商店街の形成につながるものと考えておりますので、今後とも職員等が現場で商店街と一緒に考え、本市はもとより国や県などの支援策や他地域の商店街の好事例を積極的に情報提供するなど、川崎商工会議所や市産業振興財団などと連携し、商店街の更なる活性化に向けた取組を行ってまいります。

大庭 意見要望です。

商業集積エリアプロデュース事業についてご答弁がありました。川崎市と川崎商工会議所が、地域(エリア)課題を共有し、中小企業診断士を派遣し商店街を応援するというものです。2019年度は武蔵小杉エリアで5つの商店街が実施すると伺いました。2016年度から2年間は、中原区エリアとして、武蔵新城の日光通り商店街振興組合が実施をしました。ネットワークが広がり、イベントなど行う上では、いいきっかけ作りになったと若い理事長さん、お話しをされておりました。しかし、こうした事業にも参加しきれない課題をもつ商店街に対しての支援が必要です。どの商店街も活気を求めています。「職員等が現場で商店街と一緒に考えていく」との答弁がありましたが、継続的に人を配置するなど,寄り添った支援が必要な商店街があります。そのための商店街振興の予算を増やしていくことを求めて、質問を終わります。