議会活動報告

2019年川崎市議会第5回定例会・一般質問(その4)

2019年12月20日

(4)氷河期世代の就労及び非正規職シングル女性の現状について

質問①
 2019年7~9月期の労働力調査では、非正規雇用者2189万人の7割が女性です。本市においては、キャリアサポートかわさきの2018年度の就職決定者数は490人です。女性の就職決定の人数とそのうちの正規雇用にむすびついた人数、割合、職種について、経済労働局長にお伺いします。

答弁①
「キャリアサポートかわさき」についての御質問でございますが、「キャリアサポートかわさき」における、平成30年度の女性の就職決定者数は311人、そのうち正規雇用は6 7人、 2 1.5%でございます。
職種につきましては、事務職が約半数を占め、以下、資格を要する専門職、軽作業、販売職等となっております。

質問②
 労働力調査によると、非正規労働者が非正規の仕事についた主な理由として「正規の仕事がないから」と回答した割合は男性が18.3%、女性は8.5%です。しかし実数でみると男性が119万人対し、女性は120万人にのぼります。不本意非正規労働者の5割以上が女性であることがわかります
 答弁で、キャリアサポートかわさきでの就職決定は正規雇用が約2割ですから、8割が非正規雇用です。労働力調査の結果から、単純にわりだすと、正規の仕事がないから非正規で働く女性は100名ぐらいになります。
 女性の非正規労働者は、多様なニースがあり、積極的に非正規労働を選択しているかのように、よく説明がされますが、横浜市男女共同参画センターがおこなった調査で、そうではないことがわかります。非正規職で働くシングル女性の約7割が、年収250万円年以下、特に45から54歳の約3割が年収150万円以下とのことです。この年収で、積極的に非正規を選択して自立した生活が送れるでしょうか。
 10月、氷河期世代や壮年以上のシングル女性の貧困リスクのこと、支援の必要などを考えるつどいが、川崎市男女共同参画センター(スクラム21)で行われ、参加させていただきました。
 非正規で働く40代の女性は、「自分は非正規でもあたりまえと考えてきた。なぜなら日本では、男性は仕事、女性は家事という性別役割分業の意識が根強く残っているから」「社会の意識構造が非正規をつくりだしているのに当事者は、『自分がパート・派遣になったのは自己責任だと思い、声をあげられないでいる』」と話します。キャリアカウンセラーをされている方は「非正規シングルの方の相談が最近増えている。非正規シングルの存在が知られていない」と発言をされていました。
 このつどいの中でも、非正規シングル女性の貧困は、長年、社会の目に映し出されてこなかったと、強調されていました。こうした実態について、把握する必要があると思いますが、伺います。
 2018年度川崎市労働白書には、正社員や非正社員の雇用状況についての項目はありますが、女性の雇用の実態把握できるよう、調査項目を見直して、市内の女性の雇用形態を正確に把握し必要な施策を行うべきではないですか、伺います。

ワーキングウーマンイメージイラスト

答弁②
雇用の実態把握についての御質問でございますが、
市内の事業所で働く方々の雇用状況や労働事情を適切に把握することは、労働行政を推進するうえで、重要なことと認識しております。
このため、本市では、毎年1回、幅広い業種の市内2,000事業所を対象に、労働状況実態調査を実施しており、毎年共通の調査項目による継続的な状況把握を行うとともに、その年ごとに特定の課題に対応した調査項目を追加するなど、様々な視点からの実態把握に努めているところでございます。
今後ともこうした調査等を通じ、労働状況の実態を適切に把握し、市内で働く方々の視点に立った施策の推進を図ってまいりたいと存じます。

意見要望です。
雇用実態をリアルに把握して、いただきたいと思います。それがないと必要な支援策をつくりだせないし、今ある施策にさえも結びつけることが、できません。また、引き続きとりあげていくことを述べて質問を終わります。