議会活動報告

2021年川崎市議会第2回定例会(6月議会)詳報・その3

2021年6月24日

2021年川崎市議会 第2回定例会(6月議会)・6月21日の一般質問で、おおば裕子議員が行った【高齢者世帯へのエアコン設置助成】の質問は、次の通りです。

3)高齢者世帯へのエアコン設置助成について

質問:1 おおば裕子議員
高齢者世帯へのエアコン設置助成についてです。
2020年昨年の9月の代表質問で、熱中症対策、新型コロナウイルス感染症対策として、高齢者世帯へのエアコンの設置助成を求めました。
ところが、昨年の答弁は、「市民全員が対策を講じることが必要であり、現時点では市単独事業として高齢者世帯への助成を行うことは困難」との冷たいものでした。昨年も狛江市をはじめ各自治体でエアコン設置助成の事例を紹介してきましたが、本市が「困難」としている理由はなんですか。伺います。
生活保護を利用する一人暮らしのAさんを知る方から、「熱中症の危険を感じて、廃棄するつもりだったエアコンをAさんの部屋に取り付けた」と、話していました。実態を把握すべきではないですか。伺います。

答弁:1
高齡者世帯へのエアコン設置助成等についての御質問でございますが、
全国的に、熱中症による健康被害が数多く報告されていることを踏まえ、平成30年より、新規の生活保護世帯等へのエアコン設置費用の支給が一部認められ、社会福祉協議会の生活福祉資金の貸付制度と併せて、生活保護世帯や低所得の方については、こうした制度をご活用いただいております。本市といたしましても、生活保護世帯への更なる適用拡大について、他の政令指定都市等とともに、国に対して要望しているところでございます。内閣府の調査によりますと、本年3月末におけるエアコンの普及率は、89.2%でございまして、そのうち、70歳以上の世帯主のエアコンの普及率は、単身世帯で 83.7%、2人以上世帯で90.6%となっております。高齢者施策は、全国一律の介護保険制度と、それを補完する本市独自の事業から構成されていますが、普及率の高い日常生活用品に対する市単独事業の適用は、慎重に判断する必要があると考えております。

質問:2 おおば裕子議員
川崎市では、昨年の8月末まで、熱中症による救急搬送者359人のうち半数以上が65歳以上の高齢者であり、熱中症になった方の多くはエアコンがなく、あっても電気料金の節約等で使用していなかったことも明らかにしました。答弁では「普及率の高い日常生活用品に対する市単独事業の適用は慎重に判断する」と、冷たく突き放しますが、事は、高齢者の命にかかわる問題で、一般的な日常生活用品とは違います。
同じ政令市の名古屋市では、今年、コロナ禍で自粛生活が余儀なくされるなか、エアコンがなく熱中症を防ぐことを目的に助成を実施に踏み切りました。対象は①65歳以上②市民税非課税世帯、生活保護世帯など、③エアコンを所有していない・故障で使用できない世帯です。今年度限り、エアコン購入費・修理に助成します。1世帯1回限りで上限は7万1000円で、申請期間は9月30日までです。
本市でも、この夏からでも、高齢者世帯へのエアコン設置に対する助成や電気料金の助成を行うべきです。伺います。

答弁:2
 高齢者世帯へのエアコン設置助成等についての御質問でございますが、
熱中症を予防するためには、エアコンの活用に加え、適切な水分補給や服装などによる体温調節が重要であり、高齢者や障害児者、乳幼児、難病患者などのほか、体調の優れない方や肥満の方、暑さに慣れていない方等は、注意が必要であると考えられます。こうしたことから、市民全員が効果的な熱中症対策を行えるよう、様々な形で注意喚起をするとともに、引き続き、国や他都市の動向を注視してまいりたいと存じます。

意見要望:おおば裕子議員
あまりに冷たい答弁に驚くばかりです。国や他都市の動向待ちにできないから、他都市は独自でも助成することを決めたのではないでしょうか。生活保護受給者などは、担当の区のケースワーカーが訪問時に生活実態を把握できます。実態調査をして、エアコン設置助成等に踏み出すことを引き続き求めておきます。

その他の質問

・高校生の支援について

・女性の雇用確保と支援について

・高次脳機能障害者の支援について

・総合自治会館跡地の活用について