議会活動報告

2021年川崎市議会第4回定例会(12月議会)詳報・その1

2022年1月21日

川崎市議会 第4回定例会(12月議会)/12月17日の一般質問で、おおば裕子議員が行った〈学校プールの在り方と大戸小学校の(プール)整備について〉の質問は、次の通りです。

(1)学校プールの在り方と大戸小学校の整備について、教育次長に伺います。

大庭 質問① 
8月の文教委員会で「学校プールの効率的運用・整備の推進」についての報告がありました。
学校プールの更新の際は、徒歩かバスで 10分以内に民間プール等がある場合はそれらを活用し、ない場合のみプールを整備するというものです。
今後の取り組みの対象となっていたのが大戸小学校です。
大戸小学校の場合は、「中央支援学校大戸分教室の狭隘化に伴い、既存プールを取り壊し、増築等を建築する見込み」とのことで、今後は、民間プールを活用していくというものです。徒歩かバスで10分以内に該当する民間プールはどこなのか、事業者とはどのような話し合いがなされているのか、伺います。方針通りとすれば、大戸小学校はプールを整備しないということになります。見解を伺います。

教育次長 答弁①
大戸小学校のプールについての御質問でございますが、
大戸小学校周辺におきましては、徒歩でおおよそ10 分圏内に2施設、バスでおおよそ10分圏内に6施設の民間プールがございます。そのうち数社に水泳授業受託の可否の調査を行っているところでございまして、現在、民間プール等の活用の適否について検討を進めているところでございます。

大庭 質問②
 10分圏内2施設は、スポーツアカデミー新城とスポーツクラブエポック中原になります。バスを利用する場合は小杉駅方面の民間プールを活用すると聞きましたが、民間プール等の活用の適否については検討中とのことです。

そもそもこの方針は、いつどこでだれが決定したのか、決定等のスケジュールが示されていましたが、伺います。

教育次長 答弁②
大戸小学校のプールについての御質問でございますが、
本方針につきましては、本年8月に局長級で構成される教育環境整備推進会議に付議した上、教育委員会に報告後、決定したものでございます。

大庭 質問③
 方針の決定は、局長級の会議、教育委員会とのことですが、学校プールを整備しない方向での大転換を市が決めていくというのはあまりにも一方的ではないでしょうか。 
 大戸小学校のプールの取り壊し、増改築の開始予定は、設計が2022年(R4)、工事が23年(R5)から始められ、運用は2025年(R7)4月からとなっていますが、児童生徒と保護者、教職員、地域住民の意見を聞いておらず、今後どのように意見徴収し、意見を反映させていくのか、伺います。
  
教育次長 答弁③
大戸小学校のプールについての御質問でございますが、
具体的な実施に当たりましては、民間プール等の活用の適否のほか、保護者等への説明のあり方を含め、学校としっかり協議してまいりたいと考えております。

大庭 質問④
大戸小学校内には中央支援学校大戸分教室に通うこどもたちもいます。
障害児を支援する団体のスタッフの方からは「大戸小の子どもたちがうちの施設にたくさん来ています。プールが大好きで、夏になったら、一番の楽しみにしているのにひどい」との声が寄せられました。分教室に通う子どもたちには、様々な障害をもった児童がいて、学校のプールを利用できる子どもも中にはいるということもお聞きしました。障害をもった児童生徒にも、民間プールを利用することを考えているのか、伺います。

教育次長 答弁④
大戸小学校のプールについての御質問でございますが、
中央支援学校大戸分教室の増築棟には、児童が障害の程度に応じて沐浴できる深さの異なる2つの浴槽を有する施設を設けることとしておりますので、現時点では、大戸分教室の児童が学校授業において民間プールを利用することは考えておりません。

大庭 意見要望
大戸分教室の児童が民間プールを利用することはないということでした。沐浴の施設を整備するので、学校プールも利用しないということにはならないと思います。分教室の児童一人でも学校プールが利用できるのであれば再整備は必要です。
わが党の代表質問では、この方針について3つの点について質しました。一つは、児童生徒・保護者、教職員、地域住民に意見を聞いていないことです。2つ目は、教職員の負担に配慮したと言いながら、新たな負担を押し付ける問題。3つ目に災害時の避難所の水の利用についてです。私たちは学校プールは必要と考えます。
先ほど教育次長は、プール等の活用の適否のほか、保護者等への説明のあり方を含め、学校と協議していくと、答弁されました。この質問をするにあたり大戸小学校のプールと分教室を視察しましたが、その時の資料には、増築棟にプールを整備した場合とそうでない場合の2種類の図面がありました。プールの再整備の図面を見てほっとしました。安心をしましたが、民間プール利用ありきで方針を一方的に説明するというのではなく、児童生徒をはじめ、保護者と教職員、災害時に避難所として学校を利用する地域住民の皆さんの意見を聞き、プールの再整備の案を含めた説明を行うことを求めておきます。