「第10回 子育て・教育GENKI集会INよこはま」(12月17日)に出席をしました。
「高校生・大学生・青年の就職問題を考える会」で知り合った高校の先生のお誘いで、「第10回 子育て・教育GENKI集会INよこはま」(12月17日)に出席をしました。私が参加したのは、午後の部の親や教師、行政、若者それぞれの立場から自由に発言する『おもいっきりトーク』からでした。
川崎に住む派遣会社に7月まで働いていたという20代の青年の話は衝撃的なものでした。スポット(日雇い)派遣のいわゆるブラック企業で、仕事をしたときマイナス25度の場所で10時間、働いたと言います。別の日、上司に「残業できないか」と聞かれ「2時間ならできる」と答えると「それしかできないのか」と、屈辱的な言葉をあびせられることは、何度もあったと話します。また、パン工場に勤めた時は、同じ仕事をしているのに派遣の人は赤い帽子、6か月の有期雇用の人は白い帽子、正規社員は青い帽子をかぶって仕事をするというのです。ところが青い帽子の人は、ほとんど見つけられなかったそうです。その日だけの同僚が10人ほどいて、「人間がどんどん消費されているような感じだった」と話します。
相模原市の若者サポートステーションで働く青年は、「学校と仕事の渡りをつけるのが非常に難しい。私の仕事は、そうしたはざまにいる人たちの事業」ですと、今の青年がおかれている現状を報告してくれました。
今日、企業は、教育訓練コストも縮小して、職業能力形成機会の不足という問題は正社員にも及んでいます。そうした中で、正社員・非正規社員を問わず、違法な働かせ方が蔓延し、若者は違法行為をただ受け入れている場合が多くみられます。人間らしい働かせ方に改革させるとともに、こうした現状に若者たちが立ち向かっていける教育の在り方が問われています。若者のリアルな実態をつかみ、苦しみを取り除けるように、議会でもとりあげていきたいと思います。