技術校跡地と防災
下小田中の県立川崎高等職業技術校跡地への警察官舎建設計画は、宿舎5棟の建物面積5347㎡、「庭」(駐車場・路地等)7610㎡など、同跡地の94%が警察官舎敷地となっています。近隣の方は「目の前に4階建ての官舎ができたら、苦労して建てたマイホームが日かげで真っ暗になる。それが一生続くのは耐えられない」と憤ります。
官舎計画の「環境影響評価準備書」に対し、市民から約5600もの意見書が川崎市に届けられました。さらに、「現行計画を見直して、敷地内の“庭”を縮小し県有地を有効活用して、防災機能を備えた運動広場の整備を」と、県と県警に意見書を上げるよう求める請願が川崎市議会に提出され、近く審査される予定です。
あの大震災を経験したいま、災害に強いまちづくりにこの貴重な公有地をどう使うべきか問われています。私も防災公園への活用を求めるみなさんの運動に連帯し、取り組みつづけたいと思います。
写真:5月29日の跡地問題での市との交渉