「人口減時代になぜ高層マンション?」―「小杉再開発計画」公聴会
10月6日「(仮称)小杉町二丁目開発計画」の公聴会が区役所で開催されました。この公聴会は、川崎市環境影響評価に関する条例にもとづき、関係住民から意見を聴くため川崎市が主催したものです。予定人数をこえる140人の市民が会場につめかけました。地域住民7人が公述人として意見や要望を述べ、指定開発行為者(12人)の代表がそれに答えて説明する、というすすめ方で、公述は三次にわたって行われました。
(写真は9月に市議団が行った『再開発ウォッチング』のもの)
公述人はマスコミもとりあげた風害や、複合的な日影障害、緑地やアスベストなどの問題を指摘。独自に環境評価も行い研究調査をした上での質問でしたが、事業者からは明確な回答がありませんでした。環境影響評価書は事業者側が作成しており、事業者にとって都合のいい整備計画と言わざるをえません。
「人口減少時代になぜ、超高層マンションをいくつも建設するのか、将来のスラム化が不可避ではないか。売ってしまえば後は知らないというのはおかしい」「川崎のセントラルパークとして防災公園にしてほしい」などの公述人の発言に、会場から何度も拍手がおこりました。