一般質問 ⑵ 宮内市営住宅の入居者の対応についての質問と答弁(12月25日)
宮内市営住宅の入居者への対応について、まちづくり局長に伺います。
大庭 質問 ①
現在、宮内市営住宅の耐震補強工事が始まっています。1号棟から6号棟が対象で既存の柱と壁を切り離す工事と外壁の厚さを増す工事を行われ平成26年1月末完成を目指しているとのことです。
しかし、7号棟については、他の棟と構造、形態が異なっているために一般的な耐震改修では必要な耐震性能がえられないということから入居者の安全性を考えて、解体工事をするとしています。入居者が初めて説明を受けたのが、この9月で、終の住処と思っていた方々ばかりです。50年も長く住んでいる高齢者なども多く、急な解体のために立ち退きすることになり、動揺と不安が広がっています。なぜ、入居者に対して、1年後に立ち退きとの説明がされたのか、入居者がそのことによって不安が広がると思わなかったのか、このような対応は、通常でもおこなっているのか、伺います。
まちづくり局長 答弁 ①
入居者への対応についてのご質問でございますが、
耐震改修事業に起きましては、入居者の移転を伴わないため、工事着手時に説明会を実施しているところでございます。一方、移転を伴う建替事業におきましては、事前調査から工事着手まで相当の期間を要することから、入居者への周知から移転まで数年の余裕があるところでございます。
7号棟につきましては、一般的な耐震改修工事では必要な耐震性能が得られず、耐震改修から解体に変更することとしたため、急遽、入居者の移転が必要となったものでぎざいまして、一般の建替えに伴う移転の場合と異なり、周知期間が短くなってしまったところでございます。
平成27年度末までに入居者の移転を含め耐震化を終えることとしております。解体が決定した場合、安全性の観点から早期に望む入居者が多いことから、移転者に早めのスケジュールを提示したところでございます。
大庭 質問②
11月には、移転に関する要望書等についてアンケート調査を実施したのとことです。アンケートを行ったとのことですが、その目的と概要、入居世帯から受けたアンケート内容について、伺います。また、出された意見要望は、今後どのように対応されるのか、伺います
まちづくり局長 答弁 ②
宮内住宅7号棟の入居者へのアンケート等についての御質問でございますが、
はじめに、アンケートについてでございますが、宮内住宅7号棟の入居者に、他の市営住宅へ移転していただくに際しまして、今後の移転計画や移転先の住宅の斡旋の際の参考とするため、アンケートを実施し、入居者の意向を事前に確認させていただいたところでございます。
入居者から提出していただいたアンケートの結果といたしましては、宮内住宅内のほかの棟への移転を希望される方が9名、宮内住宅以外の団地への移転を希望するエリアや移転先住宅の階数等についても、ご記入いただいております。
次に意見要望への対応についてでございますが、平成26年1月18日に説明会の開催を予定しておりまして、このスケジュールの結果を反映した移転スケジュールやいてんさきの住宅の斡旋方法等について説明を行い、入居者皆様の個別の事情も伺いながら、移転を進めてまいりたいと考えております。
大庭 質問③
入居者対して、立ち退きを1年後などと期限を切るとか、その他不安な思いをさせないように、入居者の要望に対して、誠意をもって対応していただきたいと思いますが、見解を伺います。
まちづくり局長 答弁 ③
宮内住宅7号棟の入居者についてのご質問でございますが、
7号棟につきましては、一般の建替えに伴う移転の場合と異なり、耐震改修から解体に変更することとしたため、急遽、入居者の移転が必要となり、周知期間が短くなってしまったところでございます。
入居者の移転スケジュールにつきましては、入居者の意向を十分に踏まえ、平成27年度末までの期間で対応してまいりたいと考えております。
大庭 意見・要望
来年1月18日に開催される説明会で、各入居者の実情をよく聞き、誠意をもって丁寧に対応していただくようよろしくお願いいたします。