宮内1丁目に遺体保管所が開設するという情報を知った地域住民が事業者である(株)シェアからを事業の内容について説明会を行うよう要請し、宮内公民館で住民説明会が行われました。隣接する高津区下野毛の住民も参加するなど、緊急説明会であったにもかかわらず80名ほどの住民が集まりました。
開設予定となった場所は、準工業地域でかつては多くの町工場が集積し、最近では戸建ての住宅やマンションが立ち並びようになり工場と住宅地が混在している地域です。保管所は、計画予定の宮内新横浜線の幹線道路沿いに位置し、近くには特養ホームや西宮内保育園があります。(写真が、遺体保管所 改装中7月1日現在)
住民のみなさんは、ここに遺体保管所が開設されるということが知らされておらず、業者は数件まわって挨拶しただけで、挨拶されたお宅でも亡くなったペットの保管または火葬の施設と受け止めているなど等、情報が錯綜しどういう施設であるかと正確に知っている住民はいませんでした。
説明をした竹岸代表取締役は、「工事は、引き続きすすめさせてもらいたい」とし、現在、工場の施設を再利用して 内装工事が進められ7月に完成予定、9月からオープンするという事業報告に地域住民みなさんは戸惑うばかりでした。しかし、こうした施設が開設されることも仕方がないと思っていた住民も、竹岸代表の誠意のない説明に「納得いかない。」と怒りと抗議が沸き起こる事態となり、要望・疑問・不安の声が寄せられました。
(近隣住民の意見として下記の内容のものが資料配布されました。)
① 24時間の遺体受け入れの為、深夜・早朝の搬入による騒音
② 子どもたちの通学路でもあり周囲に遺体が見えたりしないか心配
③ 子どもや若者の興味本位の侵入がないよう防犯対策を
④ 保存方法は冷蔵や冷凍ではなくドライアイスのみということで衛生管理(臭い等)が心配
⑤ いつも遺体が多数近くにあると思うと精神的ストレス
⑥ 隣接する自宅物件を売却したくても書いてが付かない等の不利益を被る
⑦ 建物上層階では就活プランナー育成を開くというが、形態がはっきりせず、オウム等のカルト集団の事例もあり不安
⑧ セミナーで多人数が出入りしての騒音、建物外でのかいわ・喫煙は迷惑
⑨ 当初説明に会った犬猫の火葬設備は本当に設置しないのか
住民からは、まず事業説明を欠いた事業であり、工事は一時停止をして振出しに
住民から出された意見について文書で回答し、早い時期に再度説明会を開催することを要請。事業者の責任で、地域住民に説明責任を果たすように竹岸代表に約束をさせました。
住民はどういう施設ができるかも知らされていないため、会場には大勢の住民が集まり、事業の誠意のない説明に施設開設に反対する声が次々上がった!工事を一時中止し、住民の疑問にしっかり答えることが必要です!
(1階には30室があり、そのうちの一部屋 内装中。窓の向こう側は住宅)