6月議会・一般質問 (1)今井地域の老人いこいの家の整備について
「今井地域の老人いこいの家の整備について」の質問を全文を掲載しました。
◎大庭 質問①
未整備となっている今井中学校区内の老人いこいの家の整備については、 2 0 0 8年12月議会から、毎年、議会なども含め、ことある事に取り上げてきました。昨年の 12月の議会で、市長に対して見解を求め、市長 は「未整備地区の中でも、重点課題と受け止めている」との答弁もなされました。この間、整備にむけてどのような努力をされてきたのかこの間の取り組み、見通しはたったのか具体的に伺います。
◎健康福祉局長 答弁
いこいの家の整備についての御質問でございますが、いこいの家につきましては、中学校区ごとの整備を基本として進めているところでございまして、未整備地区におきましては、地域の高齢化の状況や要望等を踏まえながら検討を行なってまいりました。
未整備地区のうち、中原区今井中学校区におきましては、小杉駅周辺の公共施設等の再編整備の動向を踏まえ、整備の推進に向けた取組を進めているところでございます。
この間、小杉駅周辺の公共施設等の再編整備にかかわる関係局や中原区役所など、いこいの家の整備について検討を重ねてまいりましたが、現在のところ、用地確保には至っていない状況でございます。 今後につきましては、関係局・区とも調整しながら、引き続き検討を進めてまいりたいと考えております。
◎大庭 質問②
つまり、まだ検討段階ということです。地域に長年住んでいる住民は、結局、重点課題としながら、最優先は小杉再開発事業なんだと、とらえています。小杉駅周辺地域 の街並みは、1年ごとにあれよあれよと新しく姿を変えていきます。 しかし、地域に住む高齢者の願いは、何年たっても実現ぜず、お年 寄りにはとてもやさしい街にはなっていないということは明白です。一刻も早く整備をすすめる手法を検討すべきです。そこで中原区の丸子玉川いこいの家は、20年の賃貸契約で整備されています。こうした事例もあるのですから、賃貸契約をして士地の確保のすることも検討すべきです。伺います。
◎健康福祉局長 答弁
いこいの家の整備についての御質問でございますが、いこいの家につきましては、昭和47年の条例制定以来、公有地での整備を基本とし、こども文化センター、 障害者施設や保育園などとの合築を中心に整備を進め、 限られた敷地の中で、有効活用を図ってまいりました。
今井中学校区におけるいこいの家の整備においては、小杉周辺の公共施設の再編整備等の中で検討しており、 丸子多摩川いこいの家の整備手法も検証し、関係部局とも調整しながら、整備の可能性について検討を進めてまいりたいと考えております。
◎大庭 意見要望
丸子玉川いこいの家の整備手法も検証して、整備の可能性について検討をすすめるということです。
今後の再開発事業の行方も不透明です。士地を借り上げて整備する手法も取り入れて、高齢がやすらぎ、落ち着いた環境の元で憩うことができる施設整備を速やかに決断していくよう強く求めておきます。