不要不急の大型開発より子どもたちに予算を 西中原中学校を視察
2007,05,29, Tuesday
地域の方たちと武蔵中原駅近くの西中原中学校を視察しました。 西中原中は、51校ある市立中学校で、1100人をこえる川崎市一番のマンモス校。校長先生は「日本で一番大きい中学校」とおっしゃっていましたが、その学校で子どもたちがどんな様子で学校生活を送っているのか、興味ある内容がたくさんありました。
1クラス生徒人数は、平均38.2人。教室が足りず、特別教室を普通教室にした部屋には、「扇風機がついてないんです」と、担任の先生は悲鳴をあげ、生徒だけでなく先生たちの苦労も伝わります。職員室も狭いために、80名全員の机はなく、パイプイスを20脚出して職員会議をおこなっているとのこと。校舎内を歩けば歩くほど、驚きの連続でした。先生方は、「これを見てください」と、窓が外れないように独自につくった窓枠を示し、また「昨年やっと防音設備がついた音楽室です」と、それまでは「まともに音が出せないでいた音楽室」だったという実情を訴えていました。
校舎は、平成21年には耐震補強のため、大規模改修の計画になっていますが、「大型公共開発より、未来ある子供たちに、最優先に予算をまわすべき」とあらためて、実感しました。