9月議会・決算審査特別委員会(市民分科会)(2)平和館運営事業について質問しました。(9月18日)
(2)平和館運営事業について
(大庭 質問①)
人権男女共同参画費2014年4月から平和館がりニューアルされました。支出済額は 1億2600万円余です。2014年度の来館者数、施設使用料の収入、市立学校の利用状況を2013年度との比較で伺います。
(答弁 平和館長①)
平和館運営事業についての御質闇でございますが、はじめに、来館者数につきましては、平成25年度が45,745人、平成2 6年度が45,643人でございます。
次に、施設利用料の収入につきましては、平成25年度が156万円余、平成26年度が129万円余でございます。次に、市立学校の利用状況につきましては、平成25年度が8校で625人、平成26年度が12校で773人となっております。
(大庭 質問②)
市立学校の利用状況は 4校増えましたが、リニューアルしたにもかかわらず、来館者数、利用料収入が減っています。要因ついて伺います。
(答弁 平和館長②)
来館者数及び施設利用料収入についての御質問でございますが、平成4年の開館以来、 20年以上が経過し、施設の老朽化が目立つことから、後年度負担の少ない施設の長寿命化策の一環といたしまして、平成26年度、空調関係の大規模工事を実施し、一部施設の利用を中止したことによるものでございます。
(大庭 質問③)
空調施設の大規模工事で、 3ケ月ほど利用中止したと伺いました。前年度にあわせて工事というのも検討されてもよかったのかとこれは意見として述べておきます。
今回の平和館のりニューアルは、開館以来はじめての常設展示の包括的に改変して、動画中心からパネル中心の展示にするとともに新たな模型やタッチパネル、音声ガイドなども導入して、わかりやすく平和問題を理解する内容としています。来場者からどのような感想が寄せられているのか伺います。学校団体や教育関係での活用の推進についての取り組みを伺います。
また、施設の充実ということでは、市民の中には、この平和館が米軍基地の跡地に市民の声の高まりによって建設されたことなど、経過を知らない人が多くいます。平和館の由来など平和館に来場した人がわかるように、館内に説明書きをしたパネルなどで展示することを検討すべきと思いますが伺います。
(答弁 平和館長③)
平和館の展示についての御質問でございますが、
はじめに、昨年4月の常設展示更新後にご来場いただいた方々からは、「近年の問題がきちんとアップデートされて展示されて、「戦争だけでなく、広く平和について考えさせられた」などの感想をいただいております。また、中学生からは、「自分が知らなかった戦争や世界の武力紛争のことがよくわかった」、「暴力、差別、環境など自分の身近なことを考えることも平和を考えることだ」との感想をいただいたところでございます。
次に、学校団体や教育関係での活用につきましては、学校長会やPTA協議会などを通して、平和館の利用を働きかけた結果、新たな学校や教育団体に来場していただいたところでございまして、今後も、特別展や企画展、親子平和推進事業など内容を工夫するとともに、効果的な情報発信を行ってまいります。
次に、平手館の由来等につきましては、パンフレットへの掲載や、その都度見学者に直接説明を行っておりますが、パネルの展示など多くの市民に理解していただけるよう、さらに充実させていきたいと考えております。
(大庭 意見要望)
パネルの展示については充実をさせるとうことなのでぜひお願いいたします。すいません。後の質問との関係で答弁をいただいておりましたが、意見要望をさせていただきます。
平和館を多くの市民に活用してもらうためにも、内容の充実が求められます。平和館の体制は、市職員2名、非常勤職員 5名その内専門員が 1名です。平和問題の研究・調査に当たって現在の専門職員をはじめ、学問・実践に秀でた専門家の協力をえるなど、チーム調査研究進めていくことについては、日本平和学会や日本平和博物館会議の協力を得ながら常設展示・各種事業内容などを検討しているとのことなのさらに充実していくように要望しておきます。また、今年はで戦後70年を迎え、戦争を体験されている方も少なくなっています。平和の尊さを次の世代を引き継いでいく拠点として、ぜひ専門員を増やしていくことを要望して、質問を終わります。