9月議会・決算審査特別委員会・総務分科会質問(2)農業振興策 について(9月23日)
農業費・農業振興策について伺います。
大庭 質問①
昨年の分科会で個人直売所の市民への周知などについて質問しました。直売所マップ作成については、JAセレサ川崎が、市内全域を網羅する直売所マップを2015年度末の発行を目指して編集しているとの答弁がありました。認知度をあげるために、身近な個人直売所の活用に努めたいとのことでしたが、とりくみについて伺います。
全市域の直売所マップ作成についての、経費と市からの助成について、伺います。
経済労働局農業振興課長 答弁①
食の安全・安心に対する消費者の関心が高まるなか、市内には、個人の直売所をはじめ地域の生産者による共同直売所など、地域に根付いた直売所が数多く営まれているところでございます。
JAセレサ川崎は、都市農業についての理解を高める取組として、177の直売所の営業日や販売品目を写真付きで掲載した小冊子「川崎の直売所マップ」を本年4月に作成いたしました。
直売所マップは、これまでに約1万6千部が発行され、JAセレサ川崎の本支店や各区の区役所・図書館等において配布されているところでございまして、経費はJAセレサ川崎の負担となっており、本市からの助成はございません。
本市といたしましても、直売所マップは、都市農業の理解促進を図るうえで、市民にとって身近な情報であることから、本市のホームページ等で積極的に情報発信を行い、今後の農業関連イベント等でも活用してまいりたいと存じます。
大庭 質問②
直売所マップですが、経費はすべてJA任せといものです。マップを見せていただきましたが、とても魅力的な内容が充実したものでした。多くの市民に普及できるよう、市として助成措置をとるよう要望しておきます。
次に、4項、農地整備費・生産緑地について、伺います。
生産緑地の指定状況は2015年度1845か所、面積290.7ヘクタールでした。1年経過して変化があるのか伺います。
生産緑地の標識の改善についてです。2012年から2014年の3年間で247件、支出額は130万円でした。改善すべき標識は、あと何件あるのか。伺います。2015年度の改善数、支出額について伺います。改善目標、整備手法の見直しを含め、過去の実績を上回るように関係局と協議をしていくとのことでしたが、伺います。
経済労働局農業振興課長 答弁②
生産緑地についての御質問でございますが、
はじめに、市内の生産緑地の指定状況についてでございますが、現在1,824箇所、面積287.2haとなっており、前年に比べて箇所数で21箇所、面積で3.5ヘクタールの減少となっております。
次に、改善すべき標識の件数についてでございますが、これまでも農業委員会やJAセレサ川崎等の関係機関の協力もいただきながら状況把握に努めてまいりましたが、市内全ての実態を把握できていなかったため、市内全ての生産緑地の実態を把握するための調査を今年度から開始したところでございます。
次に、昨年度の標識の改善数と支出額についてでございますが、改善数は100件、支出額は約50万円となっております。
次に、改善の目標についてでございますが、現在行っている実態調査の結果を踏まえ、手法の見直しを含めて引き続き関係局と調整し、計画的な標識の改善に取り組んでまいりたいと考えております。
大庭 意見要望
地域回っていると、大半の標識の文字盤が消えている状態です。実態調査の結果をふまえて、計画的な標識の改善にとりくむとのことですので、すみやかに実施するよう求めておきます。