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9月議会・決算審査特別委員会・総務分科会質問(3)若者就業支援 について(9月23日)

若年者職業自立支援委託料と若者就業支援について伺います。

大庭 質問①

若年者職業自立支援委託料いわゆる「若者サポートステーション」の事業ですが、2015年度の委託料の支出額が前年度より150万増の4415000円となりました。

委託料の詳細について、伺います。また、若者サポートステーションが2016年度から「コネクションズかわさき」に名称を変更しましたが、その理由と国の補助金との関係について、伺います。

経済労働局労働雇用部担当課長 答弁①

「若年者職業自立支援委託料」等についての御質問でございますが、

はじめに、委託料の詳細についてでございますが、この事業は、就職や社会参加・自立に課題を抱える若年無業者等を対象とする職業的自立支援を一体的に行うもので、具体的な事業内容といたしましては、臨床心理士による心理カウンセリリング、職業意識の啓発を図るための職業人セミナーや職業・職場体験、就職等の定着を図る社会参加継続支援、就業に困難を抱える子を持つ保護者や家族の支援、中退防止や職業啓発を図る学校連携事業などでございます。

次に、「コネクションズかわさき」の名称についてでございますが、厚生労働省の委託事業である「地域若者サポートステーション事業」は、単年度事業であり、毎年度仕様が変更になるなど、継続陛が担保されないことから、本市として、国の仕様変更に拘らず、安定した就業支援事業を継続的に実施するため、国の委託事業に、若年者職業自立支援委託料で実施する本市独自の事業を加え、「コネクションズかわさき」として、総合的な支援の枠組みに整理したものでございます。

大庭 質問②

私たちは、この事業が始まるときから、「若者サポートステーション」でお話しを伺い、若者の就労支援に向けてスタッフの体制、施設環境などの充実、学校へ就労相談など議会でも繰り返し提案をしてきた経過があります。少しずつ充実が図られてきているとはいえ、まだ十分とは言えません。

2015年12月議会で教育長は、「定時制生徒の将来の自立に向けた学習や就職等の相談支援の充実については、就労支援の事業やカフェ方式での事業を実践してきた関係局とも連携し、そのノウハウを十分生かしながら、市立高校ぽちっと計画を進めいきたい」と答えています。こうした見解ついては、同様の考えであるということでいいのか、伺います。

県立高校では、就労専門家「スクールキャリアカウンセラー」(CCS)をすでに実施している田奈高校などを含め3校で、2017年度からスクールキャリアカウンセラーの配置を決めているとのことです。キャリアカウンセラー(CCS)について田奈高校では「進路未決定者が減少し、就職者数が大幅に向上するなど大きな成果をあげている」と校長が説明をされたとのことです。

本市でも、2013年度、市立川崎定時制高校で就労モデル支援事業を実施したことで、専門スタッフの配置は、中退や未就職を防ぐ取り組みの有効性につながる事を明らかにしています。

川崎市でも、定時制高校にこうした専門のキャリアカウンセラーを配置することを検討していくべきと思いますが、見解を伺います。

経済労働局労働雇用部担当課長 答弁②

定時制高校における就業支援等についての御質問でございますが、

はじめに、定時制生徒の自立に向けた支援についてでございますが、若者の職業的自立に向けた取組におきましては、在学中から、卒業、又は、中途退学した後の適切な相談機関として「コネクションズかわさき」を知ってもらうことが重要でございますので、学校連携事業の中で、積極的に周知活動を展開しているところでございます。こうした取組には、教育委員会をはじめ関係局との連携が不可欠と芳えておりますので、今後につきましても、連携を強化しながら、中退後のフォローも確実に行えるよう、切れ目のない支援に取り組んでまいりたいと存じます。

次に、定時制高校におけるキャリアカウンセラーの配置についてでございますが、「コネクションズかわさき」では、生徒向けに「コネクションズかわさき」の周知セミナーを実施するほか、お金に対する正しい矢畷哉や感覚を身に付けるためのプログラム「マネーコネクション」や市内企業の採用担当者等による会社説明会なども実施するなど、学校に直接出向いて、先生方や生徒との関係を築きながら、それぞれの実情に応じた支援に取り組んでおりますので、今後につきましても、学校との緊密な連携により、支援対象者の情報共有等を行い、「コネクシヨンズかわさき」を拠点として、若年者の職業的自立支援の充実に取り組んでまいります。

大庭 意見要望

今後も注視をして充実に向けとりあげていきます。