3月議会・予算審査特別委員会(3)こども文化センターについて(3月8日)
〇こども文化センターについて こども未来局長に伺います。
大庭 質問①
初めに、小杉こども文化センターについてです。2017年度、新小杉こども文化センター整備事業費の方は、497万円が計上されています。
昨年、小杉町3丁目地区内に所在していた小杉こども文化センターは、再開発事業のため、施設が閉鎖となりました。川崎市は、新しくセンターが開設するまでの期間、代替施設を検討していなかったことが大きな問題となって、市民からの多数の声があがり、昨年3月、代替的機能を確保するという急展開をむかえました。その結果、代替的機能は、再開発エリアへの建設を検討している仮設施設の一部を使用することが決まりました。そして、その仮設建物ができるまでの間の代替的機能については、昨年6月から中原区役所敷地内の旧水道局職員詰所「小杉っ子スペース」の名で現在、活用がされています。現状を伺います。
2017年度から3年間、小杉町3丁目東地区再開発事業における仮設施設を整備するとした経費は、予算に計上されているのか、また、仮設施設は、2017年度内のいつ頃、活用できるのか、伺います。
こども未来局長 答弁①
小杉こども文化センターの代替的機能についての御質闇でございますが、
現在、「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」として、中原区役所敷地内の旧水道局職員詰所において、約50平方メートノレのスペースを確保し、「小杉っこスペース」の愛称で、乳幼児の親子や小学生などの利用を中心に、午前9時30分から午後9時まで運営しておりまして、昨年6月から今年1月までの延べ利用者数は2,909人、月平均で約360人でございます。
次に、「小杉地区子ども・子育て支援推進事業」の仮設施設に関わる事業費についてでございますが、必要な経費を平成29年度の予算に計上しているところでございます。また、「小杉っこスペース」につきましては、狭艦等の課題があることから、必要なスペースの確保や移転時期などについて再開発組合と協議しておりますが、できる限り早期に移転できるよう、検討しているところでございます。
大庭 質問②
月平均で約360人が利用しているとのことで、1日平均で12名から13名になります。常連の小学生もいるとのことで、部屋のスペースは小さいですがこどもたちの居場所として、継続されて良かったと思います。仮設施設については、すみやかにそして確実に移転ができるように要望しておきます。
次に、こども文化センターの施設整備についてです。
わが党は、昨年夏から市内にあるこども文化センターの施設を市民からの施設の改善要望もあって市内の施設の現状をみてきました。昨年の9月議会でもとりあげましたが、ほとんどの集会所に、冷房が設置されておらず、蒸し風呂の状態にあることがわかり、熱中症などの心配もあることから早急にエアコンの整備をと求めました。こども未来局長は、集会室の冷房設備について、「関係局や指定管理者と協議しながら必要な整備を実施していく」と答弁されていましたが、2017年度予算は、1433万8千円と昨年の予算と同額です。冷房設備についての現状と計画について伺います。
こども未来局長 答弁②
こども文化センターの冷房設備についての御質問でございますが、
こども文化センターの集会室への冷房設備の設置につきましては、それぞれの施設における子どもたちの活動内容などを勘案し、従来から必要な整備を実施しているところでございます。また、今後の整備につきましては、各こども文化センターの利用実態のほか、集会室の日照や風通し、騒音や隣接地等の周辺環境も勘案し、引き続き関係局や指定管理者と協議を進めながら、必要な整備を実施してまいりたいと存じます。
大庭 質問③
こども文化センターについては、こどもの居場所として小学生から高校生まで、幅広い年代層が活用しており、改めてこども文化センターの果たしている役割は大きいことも実感してきました。多くの子どもたちに利用できるように環境整備は大事です。しかし、冷房設備は37か所が未整備です。毎年3~2箇所ずつ整備していたら、10年以上かかります。計画をたてて、すみやかに全ての施設で整備していくべきではないでしょうか。伺います。
こども未来局長 答弁③
こども文化センターの冷房設備についての御質問でございますが、
集会室への冷房設備の設置につきましては、現在20か所に設置しておりまして、平成29年度につきましても、 3か所程度の整備を予定し、必要な予算を計上したところでございます。今後も、関係局や指定管理者と協議を進めながら、計画的に整備できるよう、努めてまいりたいと存じます。
今年も猛暑が予想されます。通常の箇所数を増やして整備をしていくことを要望しておきます。また、冷房整備だけでなく、施設の老朽化で、改善しなければならないところも多く見受けられました。視察した新城こども文化センターでは、集会室で雨漏りの心配がありました。ここは、老人憩いの家と合築でつくられている建物です。いこいの家では、いくつかの修繕もされるようなので、合わせてできないか。伺います。
こども未来局長 答弁④
本市が所管する「こども文化センター」は、現在57か所ございまして、その中で、新城こども文化センターのように、老人いこいの家と合築になっている施設が、23か所ございます。これらの合築施設につきましては、屋上防水などの大規模補修工事について、健康福祉局と連携して実施しているところでございます。いずれにいたしましても、合築施設や単館にかかわらず、関係局と連携を図りながら、必要な改修等を行ってまいりたいと存じます。
大庭
対応よろしくお願いします。