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6月議会一般質問(2)川崎市総合都市交通計画の見直しに基づく小型バスの運行について(6月26日)

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大庭 質問①

川崎市総合都市交通計画の見直しに基づく小型バスの運行について、伺います。

2013年に策定された川崎市総合都市交通計画は、概ね20年間ですが、計画策定から10年ごとに計画の全体の見直しを行います。その間に計画を取り巻く状況変化等を踏まえ、施策展開等の中間見直しを行うというものです。先日のまちづくり委員会で、2017年度末を目途に計画の中間見直しを行うための検討作業を進めているとの報告がありました。

その中で重点施策として、「市民生活を支える公共交通の強化・路線バスを基本とする地域公共交通ネットワークの形成」の中で、小型バスの活用について、初めて言及がされました。内容は「道路事情により中型以上のバスが運行できないケースにおける小型バスの活用については、地域住民やバス事業者との連携による検討や実証等との取り組みを進める」とのことです。小型バスの運行については、議会の中で繰り返し、交通不便地域として井田や下小田中などの地域からもバス路線の充実の要求の声があることから、交通局長に質問してきたところですが、川崎市総合都市交通計画を策定に責任を持つまちづくり局長に検討の経過を伺います。

まちづくり局長 答弁①

小型バスの活用の検討経緯についての御質問でございますが、

総合都市交通計画の見直しでは、高齢化の進展などを 見据え、誰もが安全、安心、快適に移動できる交通環境の整備がますます重要になるものと考えており駅へのアクセスなどの身近な地域における公共交通の一層の充実に向けては、路線バスによる対応を基本とした持続可能な地域公共交通ネットワークの形成を図ってまいりたいと考えております。こうしたことから、路線バスにつきましては、これまでの取り組みに加え、身近な地域における路線バスの役割を拡大する方策として、道路事情により中型以上のバスが運行できないケースにおける小型バスの活用について、検討や実証等の取組を進めることとしたものでございます。

大庭 質問②

川崎市内で、現在小型バスの運行が行われているのは、横浜市との境界を走行する、井田の桜が丘地域から日吉駅を往復する東急の小型バスのみです。この地域で、なぜ小型バスが運行されることになったのか、伺います。

市内には、小型バス運行を求める地域が、いくつかあると思いますが、今後は、新路線を含めて小型バスの運行台数を増やしていくということでいいのか、東急バスなどの民間バス業者との連携について、伺います。

まちづくり局長 答弁②

小型バス路線についての御質問でございますが、

はじめに、さくらが丘と日吉駅を結ぶバス路線についてでございますが、一般的にバス事業者が路線の設置等を行う場合は、利用者の需要や周辺の道路状況、既存バス路線への影響など、目的地までの定時性や速達性を踏まえ、総合的に判断しているとのことでございます。

次に、小型バスに関する今後の取組についてでございますが、小型バスの活用につきましては、総合都市交通計画の見直し後に予定する実証運行を踏まえ、具体的な施策展開について検討してまいりたいと考えております。

また、民営バス事業者につきましても、小型バスの活用に関する取組について、連携を図ってまいりたいと考えております。

大庭 意見・要望

川崎市の人口は急増し、地域によっては毎年のように交通事情に変化がおきています。総合都市計画では、ABCに分けて取り組む時期を示しています。Aの短中期完了事業が、最も短い期間で、計画策定から10年の事業完了を目指すもので完了が2015年です。速やかに見直しが求められる地域もあるかと思います。小型バスの運行については、交通局とともに、速やかに調査をして試行運行にとりかかっていただくよう要望しておきます。