3月議会・予算審査特別委員会(3)武蔵新城駅周辺の駐輪場対策について(3月6日)
(3)武蔵新城駅周辺の駐輪場対策について、建設緑政局長に伺います。
健康福祉局長 質問①
2018年度、放置自転車の多い駅周辺、駐輪場の収容台数が不足している駅周辺の7駅の中に、武蔵新城駅が入っています。
2017年の12月議会で、市民の方から「定期券を購入できない。一時利用者枠で利用するしかない」との、声を紹介しました。当時の答弁では、定期の利用の空き待ちは最長で1年5カ月で、2017年6月に実施した放置自転車等実態調査では、駅周辺全体の駐輪場の利用率は、平日は9時台が約85%、16時台が約89%とのことでした。
改善がされたのか、現状と取り組みを伺います。
建設緑政局長 答弁①
武蔵新城駅周辺の駐輪場についての御質問でございますが、
武蔵新城駅周辺の駐輪場の利用率は、平成30年6月の放置自転車等実態調査において、平日の9時台は約92パーセント、16時台は約98パーセントでございます。市営駐輪場の定期の利用待ちの状況につきましては、最長で、1階の子供乗せ自転車の希望者は、1年8か月でございますが、2階の子供乗せ自転車は5か月、一般の自転車は1階、2階とも11か月となっております。
次に、民営駐輪場への案内につきましては、年度内に他の駐輪場の意思を示した案内看板等を市営駐輪場の入口に設置することを予定しており、現在指定管理者と協議を進めているところでございます。
次に、駐輪場の拡充の取組につきましては、駐輪場が不足する駅周辺で、官民連携による駐輪場の整備を促進するため創設した「民間自転車等駐車場整備費補助金制度」について、平成30年11月の市政だよりに掲載を行うとともに、本年2月に周辺の商店街に説明を行い、制度の周知を図ったととろでございます。
大庭 質問②
定期利用者の駐輪場の枠を広げていけば、長期の利用待ちはなくなると思います。空きのある一時利用の駐輪場に誘導することも含めて、引き続き駐輪場の整備が必要です。
そこで、民間自転車等駐車場整備費補助金制度の実績ですが、2014年度に5カ所、2015年度1カ所で活用されましたが、その後はありません。整備したところでも2か所が廃止されました。進まない要因と廃止の理由について、どんな課題があると捉えているのか、伺います。
あいもーる商店街の中に、民間駐輪場が整備されました。どのような経過で整備がされたのか。民間自転車駐車場整備費は活用していないとのことですが、整備手法、また利用状況などについて、伺います。
この民間駐輪場のような整備手法で、補助金の活用は可能なのでしょうか、伺います。
建設緑政局長 答弁②
民間自転車駐輪場整備費補助金についての御質問でございますが、
当該補助金につきましては、平成25年度に要綱を制定し、運用してまいりましたが、制定後、時間の経過とともに、利用が低下したものと考えております。このため、認知度の向上を図るため、平成30年11月の市政だよりに掲載を行ったところ、数件の問い合わせがございました。
また、同制度を活用した駐輪場が廃止された理由につきましては、資産運用の考え方に変化が生じたことなどが原因と考えられます。
あいもーる商店街に新設された民間駐輪場の整備手法につきましては、ホームページによると、地権者との契約により提供された土地で、事業者が駐輪場を運営する方式であり、また、当該駐輪場の利用率は高い状況でございます。
当該補助金制度の活用につきましては、武蔵新城駅を中心におおむね300メートル以内、収容台数が自転車30台以上の新設又は増設等、条件が満たされた場合、補助金の交付が可能となることから、今後も事業者や地権者の方に、機会を捉えて広報を行うなど、認知度の向上に努めてまいりたいと考えております。
大庭 意見要望
この補助金は、「建設費」や「駐車器具整備費」の一部補助するといっても整備に費用負担がかなりかかることには変わりません。活用しやすい補助金に見直すことも含め、この補助金の周知を強めたことで、問い合せが増えたとのことなので、注視していきたいと思います。大型商業施設に、整備の協力を求めていくことも要望します。