第56回日本母親大会IN福島(8/28・29)に参加してきました。
1955年、「世界の母親・女性が手をつなぎ、核戦争から子どもを守りましょう」と世界母親大開に集い誓い合った日から日本の母親・女性は戦争放棄の日本国憲法を思い重ね、民主主義を学び広げて途切れることなく開催をしてきた日本母親大会です。
私は、全国母親大会の参加は、今回で3回目になります。川崎からは昨年を上回る56名が参加をしました。
全体会の記念講演では、東北大学名誉教授の日野秀逸さんが「平和と健康は幸福の必要条件―憲法的人間像を求めて」をテーマで話しをされました。印象的だった内容の一つに福祉国家スウェーデンのことがありました。スウェーデンは、「1814年から戦争をしていない」「高い水準で国づくりを行い、国家の制度がいいだけでなく一人ひとりの生き方、自由選択社会に踏み出している。女性の国会議員は、47.3%、日本は9.4%。女性閣僚54%、日本は11%。政治への関心は高く8割の投票率。これは最近移民が増えて投票率が下がったが、いつも9割の投票率で、1割の国民が投票しなかったことに衝撃がはしりキャンペーンがはられることもあるなど、国づくりを一人ひとり自らのものにしている」「税金をたくさんだしているように思うが、もどってくるもののほうが多いととらえている」などなど、日本の実態と違いを比べながら、興味深く聞きました。
また、各地で不当解雇や米軍基地撤去のたたかいなど女性たちの交流は、胸が熱くなります。がんばっている女性たちの姿に励まされ、パワーをたくさんもらって帰ってきました。