おおば裕子
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2020年川崎市議会第4回定例会一般質問【詳報・その2】

おおば裕子市議が行った一般質問のうち、「(2)図書の返却ボックスについて」の質問と答弁は次の通りです。

 

(2)図書の返却ボックスについて教育次長に伺います。
質問【1】

本市は、駅や公共施設で返却ができる場所として5か所に「図書返却ボックス」を設置しています。設置場所は、2006年12月に高津市民館内、鷺沼と登戸の行政サービスコーナー。2009年5月に有馬野川生涯学習支援施設、昨年7月にJR武蔵中原駅の構内です。各返却ボックスの年間の返却数について、伺います。返却後の回収方法について伺います。

答弁【1】

図書資料の返却ボックスについての御質問でございますが、
年間の返却数につきましては、平成30年度の実績で、高津市民館57,684冊、鷺沼行政サービスコーナー31,677冊、登戸行政サービスコーナー37,564冊、有馬・野川生涯学習支援施設37,567冊となっております。また、昨年7月に設置したJR武蔵中原駅構内の返却ボックスにつきましては、本年3月末までに、約30,000冊の御利用をいただいたところでございます。
返却された図書資料につきましては、1日に1回回収し、返却ボックスが所在する区の図書館において、返却手続きを行っているところでございます。

 

質問【2】

私が利用している武蔵中原駅では9か月間で約30,000冊です。市民から「とても便利」と、喜ばれています。(資料写真)この5か所が、設置場所となった理由について、伺います。

図書返却ボックス資料画像その1

図書返却ボックス資料画像その2

答弁【2】

返却ボックスの設置場所についての御質問でございますが、
これまで設置してきた5か所の返却ボックスにつきましては、図書館からの距離が一定離れていることや交通の結節点であること等の視点のほか、多くの市民の皆様が利用できる利便性の高い場所であること、また、図書資料が破損しないよう風雨が避けられ、安全な場所であることなどを考慮しながら、設置を進めてきたところでございます。

質問【3】

最初に設置されてから16年が経過し、昨年、武蔵中原駅構内に整備(資料写真)がされるまで、設置はありませんでした。
返却ボックスの効果と各図書館の本の貸し出しや図書館の利用にどういった影響があるのか、伺います。設置を進めていく上での条件や課題について、伺います。

 

答弁【3】

返却ボックスについての御質問でございますが、
返却ボックスは、読み終えた図書資料の返却を促し、次の利用者への迅速な貸出につなげるなど、図書館サービスの向上に資するものと考えております。
また、返却ボックスは、通勤・通学途中や当該施設等を利用する際など、利用者の状況に合わせて、御利用いただける一方、 CD-ROMや、 CD-ROMが付録に付いた図書資料など、返却の際に破損の恐れがあるものについては、御利用いただけないこととしております。より効果的な場所への設置に向けましては、図書館からの距離などの地域バランスや、利用しやすい場所であることに加え、継続的な運用が可能となるよう、設置する施設の管理者とも十分な協議・調整を行う必要がございます。

 

質問【4】

JRなど鉄道会社などの協力をえて、駅構内への設置の条件を広げていくことが必要です。各区の図書館が最寄りの駅から離れていることや一定の規模の乗降客数があるところなど、南武線の武蔵新城駅や鹿島田駅に設置の検討ができないか。伺います。

 

答弁【4】

今後の返却ボックスの設置についての御質問でございますが、
返却ボックスは、図書資料の好循環につながる図書館サービスの一つでございまして、これまでも協議・調整が整った場所での設置を進めてきたところでございます。
今後につきましても、既存の返却ボックスの利用状況などを精査しながら、検討を進めてまいりたいと存じます。

 

大庭 意見・要望

ぜひ、お願いします。

 

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