おおば裕子
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2021年川崎市議会第2回定例会(6月議会)詳報・その5

2021年川崎市議会 第2回定例会(6月議会)・6月21日の一般質問で、おおば裕子議員が行った【総合自治会館跡地の活用】の質問は、次の通りです。

(5)総合自治会館跡地の活用について

質問:1 おおば裕子議員
総合自治会館跡地の活用について、伺います。
 自治会館の建物は、5月から解体工事が始まり11月まで行われる予定です。解体完了後は、新築工事は、2021年今年の12月から始まり約1年間の予定です。事業者が選定され、跡地の計画概要が示されたのが3月末ですから、それから1か月半で解体工事を実施するという異例の速さです。(計画概要が示されてから)同様のスケジュールで解体工事と建築工事を一括して進めるということがこれまで市の事業であったのか伺います。

答弁:1
総合自治会館跡地等の活用についての御質問でござい ますが、
本市が発注する工事につきましては、それぞれの状況に応じて、発注形態やスケジュールなどを決定しているところでございます。 跡地等の活用につきましては、令和2年3月に策定した民間活用(川崎版PPP)推進方針に基づく民間活用事業として、事業者からの提案により、解体工事と建築 工事を一括で進めるもので、本市で初めての事例でございます

質問:2 おおば裕子議員
民間活用(川崎版PPP)推進方針に基づく民間活用事業の手法については検証が必要ではないでしょうか。
事業者が提案した事業概要については、本市が呼びかけ町内会会長などを対象にした説明会が1度を開催されましたが、広く市民に周知して、説明会を開き。意見交換の場をもつように設定されていません。まちづくり担当課からは、事業概要が示されただけで、詳細な設計はこれからだということを聞いています。 
計画の中には、「食」アウトドアダイニング棟が示され、この施設内には、地域交流スペースが整備するとのことですが、まだその詳細はこれからで、いこいの家を求めてきた高齢者の方からは、「せめて無料で、利用しやすいように1階すべき」「木を残して緑を増やして」など要望があります。こうした声や意見を取り入れ、市民参加で、事業計画を進めることが、本来のまちづくりの姿ではないでしょうか。見解を伺います。

答弁:2
市民意見の反映についての御質問でございますが、
まちづくりを進める上で市民の方々の御意見を伺うことは大変重要なことと認識しておりまして、跡地等の活用につきましても、これまで町内会や商店街などの方々との意見交換会やパブリックコメントなど、様々な機会においていただいた御意見を踏まえ、総合自治会館跡地等に係る士地利用方針」等を策定してまいりました。また、事業者の選定におきましては、総合自治会館跡地等の活用に関する民間提案審査部会」の委員に地域代表者の方に就任いただき、募集要項や要求水準書などの確認、応募があった6団体の事業者提案の採点、審査講評していただくなど、市民の方々の御意見を伺いながら 取組を進めてきたところでございます。

質問:3 おおば裕子議員
事業者が提案した内容が市民に周知がされず、決まったことだけが伝えられ、意見を言えば、決まったことなので変更できないということ事業が続いています。事業者に提案の条件としてきた広場の活用、多世代交流の機能、災害時の地域の貢献という具体的な内容について、市民の意見を取り入れる場をもつべきですが、伺います。

答弁:3
市民意見についての御質問でございますが、
市民の方々から利用される施設となるには、その御意見は重要と考えておりますので、今後も適宜、施設の運用面など、具体的な内容につきまして、事業者とともに 御意見を伺ってまいりたいと考えております。

意見要望:おおば裕子議員
5月に市民の要望にこたえて、事業者も含めた意見交換の場をもっていただきましたが、引き続き施設の設計、運用など具体的な市民の声をいかす場を本市が開くよう要望しておきます。

その他の質問

・高校生の支援について

・女性の雇用確保と支援について

・高齢者世帯へのエアコン設置助成について

・高次脳機能障害者の支援について