議会活動報告

2022年 第5回川崎市議会定例会(12月議会)詳報・その1

2022年12月31日

第5回川崎市議会定例会(12月議会)/一般質問で、おおば裕子議員が行った質問は、次の通りです。

1:非正規雇用女性への支援について

おおば 質問

私は、通告の順に質問します。5番と6番ついては要望とさせていただきます。

5番目の井田2丁目内の電柱については、道路の中央部分に設置されているため、近隣住民は日常生活にも支障をきたしています。関係事業者と連携して、速やかに撤去することを前向きに検討するよう求めておきます。
6番目の生活保護のしおりについてですが、市民に広く制度を理解してもらえるよう、区役所など目につきやすいところに設置し、作成したものです。設置されているところとそうでないとところが見受けられたので、徹底を求めておきます。

生活保護のパンフレット

2020年、厚労省は「生活保護の申請は国民の権利です」とホームページに初めて宣言し、「柔軟」な対応方針の通達をだしました。「扶養照会」は、申請者がしてほしくないときはその意思を尊重しなくてはいけないと認めています。しおりの内容について、そうした観点で明記するよう改善を求めておきます。

          

(1)非正規雇用女性への支援について、市民文化局長に伺います。

おおば 質問①

 コロナ禍の下で、非正規雇用の女性の厳しい生活実態が明らかになっています。この7月から男女共同参画センターが非正規雇用の中でもシングル女性を対象に、サテライトカフェ=通称お月様カフェを溝ノ口に開設しました。保健師やキャリアについて話せる相談員なども常駐させ、様々な相談事を支援につなぐ事業です。

事業内容と目的、運営費用について伺います。

市民文化局長 答弁 ①

サテライトカフェ事業についての御質問でございますが、 

昨年度に男女共同参画センターが実施しました「コロナ禍での非正規シングル女性に対する影響調査」の中で、「心身がリフレッシュできる場が欲しい」との声や、非正規シングル女性がアクセスしやすいよう「公共施設外の場所で相談機関や支援・制度の情報を提供するサテライト型のスペースづくり」の必要性を把握したこと等から、高津区の民間スペースをお借りしてサテライト型の「シングル女性のためのお月さまカフェ」として、本年 7月から実施しております。     

本事業は、内閣府の地域女性活躍推進交付金を活用し、相談支援につなげる新たなきっかけづくりとして、相談窓口や支援事業に関する情報の提供、心や身体についての相談、仕事に関するキャリア相談のほか、男女共同参画センターの図書の貸出しや日用品の提供などを行っており、年齢も20代から70代と幅広い方々に参加いただき、募集定員の20名を超える回もあるなど、好評をいただいているところでございます。

お月さまカフェのイメージその1

(ディスプレイお願いします。開設日に、利用者さんが来られる前に見学をさせてもらいました。)

お月さまカフェイメージその2
お月さまカフェイメージその3

①入口です。②2階にあり、おしゃれなつくりです。③フードバンクからに食料や日用品、生理用ナフキンなどを提供。本の貸し出しもできます。アンケートや訪問カード、

お月さまカフェイメージその4

質問②

写真にはありませんでしたが、パエリアなど料理も用意され、工夫された空間で、20名ほどのカフェスペースは手狭になるほど好評であるということが良くわかりました。事業の周知について、また主な相談内容やニーズがある要因、伺います。11月と12月は年代を15歳から39歳まで限定して開設したとのことです。その理由について伺います。40歳以上などの年代別やニーズ別などの開設予定はないのか。伺います。

市民文化局長 答弁②

サテライトカフェ事業の実施についての御質問でございますが、

 本事業につきましては、 SNSへの投稿、市政だよりによる広報、スーパーマーケットでのチラシの掲示などにより、周知を行っておりまして、参加者からは、主に身体のことや、働き方やキャリアについての相談をお受けしているところでございます。日頃、公共施設とは接点の少ない方に対するアウトリーチの取組として、心身がリフレッシュできる居場所の提供、行政の支援情報や相談機関の紹介などが評価され、多くの方々に御参加いただいているものと考えております。また、参加者が定員を超えたことから、より効果的な 開催方法を検討してまいりましたが、昨年度のインタビュー調査において、コロナ禍の影響で人間関係の希薄化などの生活の変化によるストレスを若年層がより多く受けていることが分かったこともあり、11月と12月の 2回につきましては、内容を見直した上で、対象を15 歳から39歳までに絞って開催したところですが、次回 以降は、40歳以上の方も対象として開催する予定でございます。

質問③

非正規シングル女性の思いに応えた事業として、明るくリラックスできるようにと工夫がされていました。

しかし、レンタルスペースであるため、開設日が月に1回とのことです。ニーズがあるわけですから、回数を増やして実施すべきです。伺います。また、高津区だけでなく、もっと身近に利用しやすい場所に開設すべきです。せめて行政区ごとに開設を検討すべきですが、伺います。そのためにも体制の強化が求められますが、伺います。

市民文化局長 答弁③

サテライトカフェ事業の今後の展開等についてのご質問でございますが、

今年度につきましては、7月から12月までで6回を開催したところでございますが、今後は1月に2回、2 月に1回の開催を予定しており、市南部での開催についても検討しているところでございます。 本事業の今後の実施体制等につきましては、内閣府の地域女性活躍推進交付金を活用する中で検討してまいりたいと考えております。

意見要望です。

昨年、12月議会のわが党の代表質問で、コロナ禍で仕事を失った女性への支援策を求めました。神奈川県労働組合総連合がおこなった労働相談で、非正規雇用の女性相談件数は増え、相談者の中には川崎に住む方も複数いたとのことでした。ある女性の「一番生活に困窮している単身で非正規の女性への支援が何もない」との訴えを紹介しましたが、このサテライトカフェのように支援につなぐ居場所が開設されたことはとても重要です。開設数、開設場所を増やすことを求めましたが、1月は2回の2月1回の開催の予定で、市南部での開催についても検討しているとのことです。また、実施体制については、内閣府の交付金を活用する中で検討との答弁でした。ニーズがあるということが明確になったのですから、2023年度も継続して、市独自に予算をつけて、さらに拡充することを求めておきます。

そもそも日本は、女性は低賃金であるのが当たり前とされ、低賃金の実態が長く放置されてきたことが問題です。女性が自立して生活が送れるように、中小企業を支援して、正規雇用を拡大していくことです。また、男女の賃金格差是正することこそ必要です。これまでも本市に対して、経済的な支援、就労支援などを求めてきましたが、引き続き、関係する所管局とも連携し支援するよう求めておきます。

*インデックスページへ戻る