陥没事故と戸建て住宅による家屋被害が多発する新城地域で、クリオ武蔵新城マンション建設(明和地所)住民説明会が開かれる!(10月17日 )
新城2丁目で5階建てのマンション計画(5階建て・99戸)が昨年の秋に計画が出されて以降、2月には3回目の下水管工事による陥没事故や2階建ての戸建て住宅(富士通社宅)の解体工事で周辺の家屋20件がひび割れするなどの被害が続いています。この地域は、川崎市も認める超軟弱地盤地域で住民の不安は増すばかりです。今回の住民説明会は、被害住宅の補償・補修などで時間がかかり、着工時期が次々と遅れる中での久々の説明会となりました。
説明会の主な議題は、1、新城周辺の周辺地盤振動性状調査についての結果報告と見解の説明、2、新築工事計画説明というものでした。しかし、内容はおそまつなもので驚くばかりです。
「新城まちなみを守る会」のみなさんが要請に来られた時に、「当初、建設を請負った青木あすなろ建設が辞退し、新しい建設業者は解体工事で地域の住宅に多くの被害を出した小柳建設に変更した」と、聞いたときはびっくりしました。住民は、青木あすなろ建設は「ここは危険な場所。問題がおきたらたいへんなことになる」との理由から辞退をしたと思うのは当然です。この説明会の前段で、住民の側から指摘をして事業者は説明はするものの、充分な変更の理由も明確にしないままを進行しようとする事業者の明和地所の姿勢は納得できるものではありません。結局、疑問は解消されませんでした。
振動調査の結果でも、当該地のデータはなく、当該地から離れた地域3箇所の結果を示して、これで「安心」と住民が思うと考えたのでしょうか?また、事業者が調査の客観性について連れてこられた第3者の立場の専門家という方は、新城でおきた陥没や家屋被害などいっさい知らされておらず、さらに不信が募るものでした。
示された工事計画の資料は、1ページ目から、11月から工事を進めるケジュール表が明記され、「結局、早く着工をしたいがために、充分な振動の調査結果も示さず、今日、説明会を開いたのか」という、印象が会場に広がりました。
この説明会には、4名の議員(大庭・佐野・猪俣・松原)が参加をしました。建設会社の変更の理由やそしてまちづくり委員会で継続になっている請願を再度審議する必要性について、佐野議員とともに発言させてもらいました。